英国ハンプシャーで、首と頭に3回エアガンで銃撃された猫が、無事に4匹の子猫を出産し、話題になっています。ボランティア団体によると、2015年以来、800件もの猫の銃撃事件が確認されています。団体は、エアガンを免許制にして規制するよう、署名活動を続けており、すでに12万人もの署名が集まったとのことです。
血まみれの猫を発見
黒と白のブチ猫が、英国ハンプシャーのマーチウッドの庭で、血まみれになって発見されました。この猫は、のちにホープと名付けられました。
ボランティア団体のキャット・プロテクション・サザンプトンによると、ホープは推定3歳の妊娠中のメスで、首と頭を3か所、エア・ライフルで撃たれたもようです。
Poor Hope was shot three times with an air gun while heavily pregnant. Cats Protection’s #Southampton Branch have nursed her back to health & gave birth to four healthy kittens. Could you help us be #HereForTheCats like Hope by donating towards her surgery?https://t.co/2swA09K9rj pic.twitter.com/5SVPnxBNC2
— Cats Protection (@CatsProtection) May 1, 2020
口の中の銃弾は取り除かれましたが、あと2つは首に刺さっているため命の危険を考え、そのまま体内に残さざるを得ない状態でした。
元気な子猫4匹を出産
ホープが出産したのは、口の銃弾を取り除いた直後です。 団体メンバーのキャロリン・ケンプさんは、
「ホープはもちろん緊急手術が必要でしたが、家に連れ帰れるようになるためには、数日間入院しなければいけないほど危険な状態でした」
といいます。
Well done to the brilliant team @CatsProtection in Southampton who rescued Hope 😺👏
Hope was shot three times with an air gun while heavily pregnant & unable to walk 😡
Cats Protection nursed her & she has given birth to four healthy kittens ♥️ pic.twitter.com/NnnEohNXmj
— BBC Radio Solent (@BBCRadioSolent) April 23, 2020
「こんな危ない状態で、健康な子猫を4匹も無事に出産できたのは、ほとんど脅威です」。
元気な子猫たちには、すぐに里親を見つけることになっているそうです。
エアガン規制の署名活動を展開中
この団体は、政府にエアガンを免許制にして規制するよう、署名活動を始めました。すでに12万件の署名が集まっています。
2015年以来、エアガンによる猫の銃撃事件が800件も発生しているのが、国内で確認されています。
出典:bbc.com