コロナウイルスの影響で家にいる時間が長くなった人が世界的に増えている今。段ボールで猫用の戦車を作りSNSでアップするのが話題になりました。今回ご紹介するアンナさんは段ボールで、テレビ番組「ドクター・フー」に出てくる『ダーレク』を作りました。愛猫のトプシーとタビーが遊べるように、しっかりできています。
余った段ボールで何か作ろう
コロナウイルスの影響で外出ができず家の中で過ごす時間が増えたこのご時世。猫を飼っている人はご存知。猫は段ボールが大好き。その特徴を生かして段ボールを使った猫ハウスを制作する飼い主さんが急増中。アンナさんも
段ボール箱が、床一面に積みあがるほどあれば、何とかしなきゃいけないでしょ?わたしも最初は、ソーシャルメディアで話題になったミームスを参考にして、猫用戦車を作ってみたんです。驚くほど簡単だけれど、せいぜい2箱くらいしか使わないの。
と語っています。
▼猫戦車▼
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そういうわけで、もっと難しいもので、高さもあって、猫が喜んで遊べるようなものを作ろうと思ったんです。だって、きょうだい猫のトプシーとタービーは、保護施設から引き取った大事な家族ですから。
猫のためにダーレクづくりを決意
作ったのは「ドクター・フー」にでてくるダーレクの猫版です。
▼ダーレク▼
Moritz B. – 自ら撮影, CC 表示 2.5, リンクによる
アンナさんのお父さんのリクエストで青い色のものを制作することに。
『きっと制作にはほぼ毎晩かかるし、床に散らばった段ボールをいくつかは片づけられると期待したんです。』
アンナさんのお母さまと弟さんは、シリーズが最新化される前からの熱烈な「ドクター・フー」のファン。
アンナさんだって、どのドクターにゼリー菓子をねだって、どのドクターから傘を借りればいいかわかる程度のファンなんです。
ダーレクは悪役ではありますが、この番組の中では魅力的な存在です。アンナさんが結婚したとき、ケーキのトッピングに小さなダーレク新郎新婦人形を飾り、ブーケを持たせて帽子までかぶせた筋金入りのファン。
きょうだい猫のトプシーとタビー
左がトプシーで、右がタービーです(2匹あわせて「めちゃくちゃ」という意味です)。
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2016年10月に保護施設からひきとった兄と妹の猫で、一緒にいるときも、それぞれ1匹ずつでいるときも、とってもキュート。
段ボールで猫ダーレク作り
早速段ボールでダーレク作りを開始したアンナさん。家にあるありったけの段ボールを用意して制作を開始。作るときのポイントとして、
ダーレク制作の第1段階は、箱を梱包テープでしっかり固定し、マスキングテープで外側もくっつけて、ペンキを塗れるようにすること。
2晩後には、猫が乗っても壊れない(これが重要!)と満足できるほど、しっかりしたベースを組み立て終わりました。
次に、取り外しできる頭づくりです。このダーレクは別名「猫にも変身するダーレク(頭をとって、猫をのせれば猫ダーレク)」ですからね。
と語っています。
猫たちは大喜び
当初は、1週間のうち8時間程度で完成だと思っていましたが、結局2週間かかりアメリカでの「母の日」に出来上がりました。
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アンナさんのお母さまはアンナさんが撮ったダーレクの写真を、贈ったカードと花束と同じほど喜んでくれたといいます。そしてもちろん、猫のトプシーとタービーも。
アンナさんが作ったダーレクは、約1メートル40センチあるそうです。キャットタワーのように居間や窓の外を見渡せるちょうどよい高さです。もっともトプシーはどちらが前だかわかっていない様子ですが。
お店へのお買い物が困難なこのご時世は、通販でのお買い物も増え家の中に段ボールが増えてしまいますよね。そんな時ちょっとユーモアのある作品を段ボールで作るのも良い思い出になるのかも。