パンデミック下のワシントンで、生後間もなく保護された子猫。里親家庭ですくすく育ち、在宅勤務中の人間ママの「アシスタント」として、ウェブ会議に登場したりして、人々の心を和ませています。
生後2日目の猫が保護される
ワシントンDCに住む教師のスージーは、保護動物を臨時に里親として預かるボランティアをしています。
3週間前、彼女は24時間体制でミルク給餌が必要な子猫を、自宅へ連れ帰りました。猫の名は「ペチュニア(愛称ツナ)」です。
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「この子は、地域猫の集まる一角で、ひとり取り残されているのが発見されました。地域猫はたいてい、一時捕獲されて不妊手術を受けてから戻されるのですが、中にはそうでない猫もいたのでしょうね」
とスージーさん。地域猫を世話している人が、子猫を保護して施設に持ち込んだのです。
でもその時、生後2日目ほどにしてはこの子猫は強いハートと、大きな音でゴロゴロいう力を備えていました。
甘えん坊な子猫ちゃんポケットの中でいつも一緒に
24時間後には、子猫は周囲の状況を理解し、旺盛な食欲を示しました。ミルクのあとの「抱っこ」になると、ゴロゴロと大音量で甘えます。
「この子は、おしゃべりで、起きているときはいつも鳴いて、こちらの注意を引こうとします。だから、仕事上の電話や書き物をするときは、いつもツナは私の膝の上です。」
2週間もたつと、体長は2倍ほどになり、目も開き始めました。人間ママの声に反応するようになり、個性も出てきました。人間に相手にしてもらいたがり、いろいろな遊びを覚え始めています。
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また、少しわがままで、人間のすることはすべて把握して監督したがる傾向もあります。
「寝ていないときは、いつでも抱っこをねだります。私も、猫のおなかをグリグリいじるのは大好きですが、仕事も家事もしなくてはなりません。
そこで、カンガルーみたいに、ツナをセーターのポケットにいれて、あちこち動き回ることにしたんです。」
とスージーさんは言います。
かわいいアシスタント
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今や、ツナはスージーにとって世界一可愛いアシスタントです。子猫の手伝いがあるので、在宅勤務もずいぶん楽しめるようになりました。
「ウェブ会議中、ツナはポケットから顔を出して、あちこちのぞき込んでいますが、同僚たちは気づきません。
時々ミルクをあげたりトイレをさせたりするときも、誰にも知られずこっそり素早くすませるのよ。」
たまに、オンライン会議にちょこっとツナが顔を出すことがあり、そのミャオミャオという鳴き声と個性いっぱいの姿に、画面の向こうの人々もメロメロのようです。
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「世界中の人々と、こうして猫がオンラインで『こんにちは』はできるのは、すばらしいわ」とスージーさん。
(ビデオキャプション)このかわいいビデオをぜひご覧ください!
採点中の居眠りも
「ツナは、ラップトップに座るのがお気に入り。暖かくて居心地がいいみたい。私が採点しているときも、アシスタントとして一緒にいるけれど、仕事中によく居眠りしてしまうの。」
人間ママが採点しているときに、うとうとする事。これも、ツナの仕事のひとつのようですね。
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ツナは、いつも周りから注目されたがっていて、これは同居猫のアリに対しても同じです。
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「アリは、いつも預かっている子猫たちに優しいんです。子猫がおどおどしていると、やさしく舐めてなぐさめてあげるの。」
とスージーさんは目を細めます。路上生活から救出された赤ちゃん猫は、すばらしい「オフィス猫」に変身をとげました。「強くて優しく、生まれたときから戦士だったね。」と語るスージーさん。
これからも、スージーとツナのインスタグラムから、目が離せませんね。
出典:lovemeow.com