「猫が接客してくれる」という夢のような乗り物が存在するらしい。特に移動の予定がなくとも乗りたくなってしまうタクシーとは一体…?
今のタクシー業界に足りない物、それは・・・猫だ
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車の修理業を営んでいたオレクサンドル・ジグリャさん。タクシー運転手なろうと決めた時、その空間をより魅力的で暖かい場所にするためには何が足りないのかを思案したそうです。
その結果、タクシーに足りないのはお茶と毛布と…『猫』だ!そう答えを出したジグリャさんは、相棒となる猫探しを始めます。
しかし、車を恐がる猫は少なくない。猫探しは難航するかと思われましたが、運命の出会いが訪れたのです。車の修理をしていたジグリャさんが出会ったのは、茶トラ柄の子猫。
すり寄ってきた子猫を肩に乗せて歩いてみると、子猫はバランスをとりしっかりとジグリャさんの肩にしがみつきました。この時、ジグリャさんはこの子猫を相棒にすることを心に決めたといいます。
猫乗務員のお陰で予約が殺到する人気タクシーに
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子猫にはお茶にちなんでティー(tea)という名前がプレゼントされました。
ジグリャさんの直感の通り、ティーは車を恐がることはなく車内ではとてもリラックスして過ごすといいます。訓練期間を経たティーは、いよいよジグリャさんとタクシードライバーとしてデビューします。
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ティーは乗客にもフレンドリーに接し、癒しを与える存在に。ジグリャさんはあらかじめ「猫がいる」ということを乗客に告げ、それでも良いという人のみを乗客として迎えます。
猫アレルギーのある人には念のため抗ヒスタミン剤(アレルギーを抑制する薬剤)を提供するなどの対応も行っており、今では愛猫家からの予約が殺到しているといいます。
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「Cat Taxi」と記された黒い車に遭遇することができた人には、お茶と毛布を兼ね揃えた素敵な空間が待ち構えています。ウクライナ、ハリコフの街へ訪れる際はぜひご乗車を…。
ティーのストーリーを知った人々からのコメント。
・なんて魅力的なチームなの!
・世界一小さいドライバーさんね
・世界で最も魅力的なタクシーだわ!
・タクシーに乗るためにあなたの街へ行くわね!