福井県の譲渡型保護猫カフェ『しあわせにゃん家』さんの元に、母親がいないへその緒がついたままの子猫たちがいるとの連絡が入ります。すでにたくさんの猫を保護して余裕はないものの、このままでは子猫たちの命が危ない!命を救うためにしあわせにゃん家が保護することを決めました。
母猫が戻ってこない…
しあわせにゃん家さんの元にへその緒のついた3匹の子猫の保護依頼が入ります。
依頼主は子猫たちを保護して、しばらく母猫が戻って来るのを待っていましたが、母猫が戻って来る気配はありませんでした。
つい最近ほかの猫を保護したばかりの依頼主は、生まれたばかりの子猫たちのお世話ができないということで、しあわせにゃん家さんに保護をお願いしたのです。
しあわせにゃん家さんのところにも保護した猫たちがたくさんおり、とても引受ける余裕なんてありません。しかし、このままでは数時間も経たずに命を落としてしまう…そこで子猫たちを保護することにしました。
とにかく命をつなぐことが最優先
子猫たちの体重はわずか100g前後しかありません。生後1日ほどの子猫たちは弱っていました。
命をつなぐためにも、体を温め、とにかくミルクを飲ませたいところ。シリンジを使い、ちょっとずつ子猫たちの口にミルクを入れていきます。
しかし、3匹の子猫のうち1匹は衰弱しており、ミルクもあまり飲んでくれません。子猫たちの命を繋ぎたい…祈るような思いで朝を迎えます。
2日目
3匹とも、無事に朝を迎えることができました。
シリンジではどうしても飲む量が少なくなってしまうため、哺乳瓶でミルクが飲めるようにします。
哺乳瓶で飲めても油断は禁物。飲めたと思っても次は飲めなくなってしまうのが子猫です。
生まれたばかりの子猫は自力で排泄することができないため、お尻を刺激して排泄も促します。
しあわせにゃん家さんが優しくそっと子猫たちのお尻を刺激すると、おしっこもうんちもすることができました。
カテーテルで授乳
2日目の夜…
しあわせにゃん家さんは3匹中1匹の子猫がミルクを飲む量が少ないことを心配していましたが、やはりあまり飲んでくれません。
ミルクは子猫たちの命を繋ぐ大切なもの。そこでしあわせにゃん家さんはカテーテルを口に挿入し、強制的にミルクをお腹に届けることにしました。
十分にミルクを飲んだ子猫たちは、翌朝には少し元気を取り戻します。
しかし、1匹の子猫の目が腫れています。
病院で診てもらうと、爪が入って化膿したいたとのことで、膿を出してもらう処置をしてもらいました。
少しずつ大きく
哺乳瓶にもだいぶ慣れてきた子猫たちは、ミルクをたくさん飲んでくれるようになります。
ミルクは1時間ごとにあげていましたが、命を繋げられる希望が見え、大変さを感じることはありませんでした。
そして、子猫たちには『たろ』『じろ』『おはな』と名前がつけられます。
少しずつ大きくなる子猫たちの姿に、しあわせにゃん家さんも嬉しさでいっぱいでした。
風邪、下痢とまだまだ続くけど大丈夫!
目も開いて体も大きくなってきた子猫たちですが、免疫力の低いこの時期は風邪や下痢に襲われやすいもの。
案の定、猫風邪になったり、下痢をしたりと子猫たちの体調はなかなか安定しません。汚れた体を洗うのも慎重になります。
体力のない子猫たちを洗うのは、命に係わることもあるからです。
まだまだ油断できない子猫たちのその後はPart2でご覧ください。
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:譲渡型保護猫カフェ しあわせにゃん家
- 保護当日の子猫たちの様子はこちら
- 一生懸命にミルクを飲む子猫たちはこちら
- 少しずつ元気を取り戻す子猫たちに生きる力を感じます。
- 目が開いてきた子猫たちの姿は必見です。
譲渡型保護猫カフェ しあわせにゃん家
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