パンの袋をとめるアレの名前…実は超カッコよかった 意外と知らない『身近にあるものの正式名称』7選

雑学

実は正式名称がある身近なものとは?

日常生活の中でふと手に取ったり、目にすることが多い身近なものを、いわゆる「通称」で呼んでいるケースはとても多いです。パンの袋を留めるアレや、梱包材のプチプチなどはその代表格ではないでしょうか。

しかし、そういったよく見かけるものほど、「正式名称は?」と聞かれると「何だっけ?」と思い出せないことがありますよね。

今回は、そんな身近なアイテムたちの意外と知らない正式名称をご紹介します!

身近にあるものの正式名称7選

パンの袋を留めるやつ

食パンの袋が開かないようにする四角い留め具は、「バッグ・クロージャー」と言います。素早く袋を留められて便利なこのバッグ・クロージャーを製造しているのは、日本ではたった1社のみ!

埼玉県の「クイック・ロック・ジャパン株式会社」が日本で流通しているバッグ・クロージャーをすべて生み出しており、穴の部分の形も実はハート型やクロス型など複数あります。

物を包むプチプチ

ワレモノなどを梱包する時に必需品となる「プチプチ」。潰すとプチプチと音が鳴るため、この名前で覚えられていることが多い梱包材ですが、正式名称は「気泡緩衝材」です。

そもそもプチプチという名前は「川上産業株式会社」の登録商標となっています。そのため、気泡緩衝材を他の会社が販売する場合は、違う商品名をつけて流通させているのだとか。

メールでよく見る@(アットマーク)

メールアドレスの中で、ユーザー名とドメイン名の間についている「@(アットマーク」は、本来なら「コマーシャルアット」と呼ばれるものです。

また、日本では1個当たりの単価を表す記号でもあり、「@100円」と記載されていれば「単価100円」と読めるので、「単価記号」とも言われています。

掃除に役立つコロコロ

粘着テープでおなじみの掃除用具である「コロコロ」も、「株式会社ニトムズ」の登録商標ですが、一般にそのまま浸透した名称です。

正式名称は「粘着カーペットクリーナー」。今や持ち手が短いものだけでなく長いものがあったり、粘着力も素材に合わせて選べるなどの進化を遂げています。

お金の受け渡しに使うトレー

商品の購入でお金やクレジットカードのやり取りをする際は、トレーを通じて行うことが多いはず。このトレーにも名前があり、「カルトン」と言います。

元々はフランス語の厚紙や紙箱を意味する言葉からきていますが、カルトンだと分かりづらいため、「キャッシュトレー」と呼ばれることの方が多いかもしれません。

醤油やソースを入れる魚型の容器

お弁当と一緒に少量の醤油やソースを入れてついてくる魚型のポリエチレン容器は、「ランチャーム」です。

かつてはガラスや陶器でできていた「タレびん」が普及していましたが、使い捨てには不向きだったため、割れにくくコストも安い製品にしようと株式会社旭創業が開発し、特許を取得しました。

靴下を買うとついている金属製の留め具

新品の靴下を購入すると、左右がばらけないように小さな金属片で留められています。

これは「ソクパス(ソッパス)」と呼ばれるもので、広げると「コンパス」に形が似ていることから、靴下を意味する「ソックス」と掛け合わせてつくられた日本ならではの造語です。

意外と知らない身近なものの正式名称を話題にしよう!

今回は身近なものにつけられた正式名称を7つご紹介しましたが、いくつご存じでしたか?

普段呼んでいるさまざまなものの名前が、あれもこれも正式名称ではなかったり、特定の会社による登録商標だったとは驚きです。

もしも周りの人と「これって何という名前だっけ?」と話題になったら、ぜひ今回ご紹介した正式名称を伝えてみてくださいね。

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