魚などの水生の生き物たちを新しい環境に移す時に行う「水合わせ」。水温や水質に馴染ませたら、人間が生き物たちを移動させるのですが、これからビオトープで暮らすエビたちは、自らタイミングを選んでセルフお引っ越しを開始したようです!
Instagramに投稿された珍しい光景に、動画は491万回以上も再生され、8.1万いいね!が寄せられました。
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ミナミヌマエビのお引っ越し
投稿主の「ひろまちめだか」さんは、自宅でメダカの飼育を始めてから、水槽やビオトープ(自然環境を再現した水場)の中で暮らす生き物たちに癒やされているそう。
この日は、ミナミヌマエビという小型の淡水エビたちを、自宅にあるビオトープへお引っ越し。ただし、元の水質や水温などとは大きな差がある新しい水場にいきなり入れてしまうと、エビたちに負担がかかりすぎるため、ゆっくりと慣らす「水合わせ」を行います。
小さなエビたちは、新たな住環境の水も混ぜた簡易の容器に入れて、水合わせが完了するまでビオトープに浸していたのですが…何やら容器の中のエビたちが、急に列をなして動き始めました。
その様子を、「いったい何をする気なんだ?」とひとまず観察していたひろまちめだかさん。すると、容器の持ち手の先端にあった小さな穴から、1匹のエビがヒュッと勢いよくビオトープの中に移動していったのです!
次々と行くのかと思ったら…!?
水合わせが終わったであろう頃合いを見計らってエビたちを移動させるのは、本来は人間の役目。しかし、このミナミヌマエビたちは、「そろそろ行くか!」とでも言うかのように、1匹、また1匹と、自らビオトープへ引っ越しをしていきます。
これはもしや、エビたちによる「セルフ水合わせ」!?もしかしたら、ただ単に何かの危機を感じて移動しただけなのかもしれませんが、見ている側としてはエビたちの賢さに感心したくなります。
しかも、ちゃんと1匹ずつ順番待ちをしながらビオトープに入っていくその姿は、愛らしさたっぷり♪
このまま全部のエビたちが自分で移動していくかと思われたのですが…。4番手となったミナミヌマエビは、自分の順番が訪れた途端、「まだダメだ…」と後ずさりし始めてしまいました。
引き返すビビりな子もいてクスッ♪
まるで後続の仲間たちを通せんぼするように、通路に対して横向きになった4番手のエビ。そしてついに完全に後ろを向いたかと思えば、元いた容器の中へ突進するかのように戻っていきます。
後続のエビたちは、先頭のエビが引き返してきたことにより、もちろん押し戻される格好に…。どうやらエビたちによる可愛いセルフ水合わせは、3匹のみで終了のようです。
なかなか見ることのない光景を紹介したこの投稿には、『賢いですね!!みんな1列に並んでかわいいです♡』『俺、もう行けそうやわ的な感じが最高』『4匹目、怖じ気づいてて草w「ムリムリムリムリ!」言うてるww』『「押すな!押すなよ!!!」な子が居て笑っちゃいました♡』『ひとりがひよったらみんなひよるの可愛い〜(笑)』など、たくさんのコメントが寄せられました。
ひろまちめだかさん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供:Instagramアカウント「ひろまちめだか」さま
執筆:orion
編集:もふたん編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。