知らないとスケジュールのトラブルが起こるかも…
誰かと予定を立てているとき、「しあさって(明明後日)」が何日後なのか戸惑った経験はありませんか?実はこの「しあさって」、地域によって指す日が違う場合があるんです。うっかり認識を間違えると、大事な予定にズレが出てしまうことも…。
今回は、そんな「しあさって」という言葉について解説!最後までお読みいただくと、日程調整でトラブルを起こす心配がなくなりますよ。
実は3日後を表す言葉には地域差があった!
日付を表現する際、一般的には「今日」から1日後を「明日」、2日後を「あさって」と呼びます。ただ、3日後の表現には地域ごとに違いがあるのです。
多くの地域では、3日後を「しあさって(明明後日もしくは明々後日)」と呼びます。人によっては「みょうみょうごにち」と呼ぶこともあるでしょう。
しかし例外もあり、東日本・関東の一部などでは「やのあさって」という表現が使われることもあります。漢字では「弥の明後日」と書き、「弥」は「もっと」という意味を持っているそうです。そのような場合、文脈や地域によっては「しあさって」が4日後を指す、という解釈がされることもあるようです。
元々、「やのあさって」は関東では一般的な言葉でした。しかし、江戸時代において関東と関西の交流が進むと、関西地方の方言「しあさって」が江戸に伝来し次第に使われるように。そして「やのあさって」は4日後を指す言葉として使われるようになったと言われています。
ただ、前述したように地域によってはしあさってとやのあさってが逆になっていることもあるため、混同しないよう注意が必要です。
一方、三重県では「ささって」が使われています。由来にはいくつかの説があり「再」もしくは「3」が「あさって」に付いて変化したという説が有力視されています。
このように、3日後の表現は地域によって異なります。他地域出身の人と約束をする際には、何日後と伝えた方が誤解を避けられるかもしれません。
日程を伝えるときは地域差に気を付けて!
今回の雑学を振り返ってみましょう。
日付の表現には地域差があり、3日後は一般的に「しあさって」と呼ばれます。しかし、地域によっては「やのあさって」が使われることも。
地域ごとに3日後の表現が異なるため、他地域出身の人との約束では具体的に何月何日と伝えた方が誤解を避けられます。
今回の雑学を参考に、相手に日程を伝えるときは地域差に気を付けてください。周りの人にも教えてあげると話が盛り上がるかもしれませんよ。