お手軽なフルーツとして人気な『バナナ』
スーパーやコンビニで見かけるバナナ。そんなバナナは、どれも同じように曲がっていますよね。でも、なぜ多くのバナナはまっすぐではなく、曲がっているのか?気になりませんか? 実は、その理由にはバナナが成長する仕組みが関係しているのです。
今回は、バナナが曲がる理由をわかりやすく解説。最後までお読みいただくと、バナナが食べたくなるかもしれませんよ。
『バナナ』の果実はなぜ曲がっているのか?
結論として、バナナが曲がる理由には日光が関係しています。元々バナナは、上から下、地面に対して垂直に伸びていきます。ここで重要なのが、バナナが持つ「負の向日性」という性質です。
通常、植物は光の方向に向かって成長しますが、バナナの場合、果実が垂れ下がる途中で再び光の方へ向かおうとします。その結果、茎から生えている部分は下向きでも、果実自体は上へと反るように曲がるのです。
この現象は、バナナが効率よく光を浴び、成長や熟成を促進するために進化したものだと考えられています。つまり、バナナが曲がるのは日光を最大限に活用するための適応のひとつなのです。
まっすぐなバナナもある
バナナは房ごとに層を成して実りますが、その成長過程で日光の当たり方によって形が変わります。前述の通り、内側や下の層にあるバナナは、周囲の果実や葉に遮られて日光が当たりにくくなります。そのため、少しでも多くの光を浴びようとして、上向きに反り返るように成長します。
一方、上の層や外側にあるバナナは最初から十分な光を浴びられるため、比較的まっすぐに育ちます。十分な日光を浴びたバナナは光合成が活発に行われるため、より甘みが強くなる傾向があります。そのため、まっすぐなバナナの方が甘みが強く育ちやすいといわれています。
バナナを食べるときに今回の雑学を思い出してみよう
今回の雑学を振り返ってみましょう。
バナナが曲がるのは、「負の向日性」と呼ばれる性質によるもの。果実は成長とともに垂れ下がりますが、より多くの光を浴びようとして上向きに反り返ります。これにより、効率よく日光を受けて成長・熟成が促進されるのです。
ただし、バナナの形は日光の当たり方によって変わります。内側や下の層の実は光を求めて曲がりやすいですが、外側や上の層の実はまっすぐ育つ傾向があります。十分な日光を浴びたまっすぐなバナナは甘みが強くなるといわれています。
今回の雑学、バナナを食べるときにでも思い出してみてください。もしかすると、いつもよりもバナナが甘く感じられるようになるかもしれませんよ。
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