災害の発生などを含む「もしも」の際に必要となる避難場所。しかし、とある地域の避難場所を案内する標識は、初見では絶対にたどり着けないまさかのスポットを指し示していました!
想定外の避難場所を伝える案内標識の写真は、X(旧Twitter)で416万表示を記録し、13万いいね!が寄せられています。
有事の際の避難場所が個人の畑なの高知過ぎる。 pic.twitter.com/e8msByzW0w
— 亀泉酒造株式会社 (@Kameizumi_Sake) December 11, 2024
避難場所の案内標識を発見
写真を投稿したのは、高知県土佐市で明治30年に創業し、おいしい日本酒を作り続けている「亀泉酒造株式会社」さん。投稿主さんが高知県内で発見したのは、道路上にあったとある案内標識でした。
その案内標識が指し示していたのは、地域の「避難場所」について。避難場所とは、火災などを含む危険な何かが起きた時に、一時的に人々が逃げ込める場所のことです。
災害発生時などに避難生活をする「避難所」とはまた違うものですが、その地域に暮らす人なら誰もが知っておいた方が良い有益な情報。
ところが、投稿主さんが発見した案内標識には、意外すぎる避難場所が書かれていたのです…!
地域の避難場所はまさかの…!?
案内標識が示していた避難場所はなんと、「田中さんの畑」!特定の個人が所有する畑が避難場所とは、いったい…。
手書きの看板などではなく、しっかりと案内標識として作られているということは、今後そう簡単には変更されないという表れのはず。地域の人々が一時避難できるほどの広さと、安全性が保てる立地にある畑とはすごいものです!
その一方で、「田中さんの畑」と言われても、地域に暮らす住民以外にはなかなか分かりづらいという問題点も…。
案内標識には、田中さんの畑があるであろう方向を指し示す矢印も記載されていたのですが、これだけでは場所がさっぱり把握できません。もしもこの地域の住民以外の人が避難するのであれば、「田中さん」をよく知る地元の人に付いていくしかなさそうですね…。
案内標識があるのは美しすぎる柏島
この不思議な案内標識は、高知県の柏島にあるそう。柏島周辺の海は、夏になると美しすぎるエメラルドグリーンに輝くことで知られています。
サンゴ礁の楽園でもあるこの近海に生息する魚の種類は1000種を超え、イルカやウミガメもいるのだとか。まさに自然あふれる地域だからこそ、田中さんの畑が避難場所として活躍されることになったのかもしれません。
万が一の有事は起こらないように祈るのみですが、何かあったら田中さんの畑へ!という情報は、この地域で暮らす際はぜひ知っておきたいものですね。
この投稿には、『このパターン……。大地主で地元の人は知ってる人から、どの田中さん?!ってならないやつだwwwwww』『田舎らしい(笑)』『田中さんの懐の深さと畑の広さが偲ばれて好き』『有事とはいえ、畑を踏み散らかされてしまうことになっても己が畑を開放する田中さんが男前すぎる』など、たくさんのコメントが寄せられました。
亀泉酒造株式会社さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供:Xアカウント「亀泉酒造株式会社」さま
執筆:orion
編集:もふたん編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。