赤という色に含まれるイメージ
みなさんは赤色を見ると、どういったイメージを連想しますか?多くの方が情熱的で明るい色だと感じることでしょう。
その一方で赤には「危険」「警告」といった注意を促すイメージも含まれます。血を連想させる色としても見られることがあるため、ケガや不吉、死を連想してしまう方も多いようです。
赤で人の名前を書いてはいけないのは「縁起が悪い」から
前述の通り、赤は注意を促したり不吉なものを連想させることもあります。つまり、縁起が悪いと見なされやすいのです。そのため、赤で名前を書くことも「縁起が悪い」からタブーとされていることが多いです。たしかに、自分の名前が赤色で書かれていると思わずドキッとしてしまいますよね。
また、日本には「朱(しゅ)を入れる」というお墓の名前部分を赤く染める習わしがあります。これはまだ生きている人が自分のお墓を立てた場合、存命であると分かるようにするため。つまり、まだ生きているわけですが墓が関連するものなので、どうしても不吉に感じてしまいます。赤で人の名前を書いていけない理由として、朱入れからお墓を連想してしまう方もいるかもしれません。
他にも地域による慣例などもある
人の名前を赤字で書いてはいけないとされる理由は様々。上記で紹介した「縁起が悪い」以外にも下記のようなものがあります。
- 相手の名前を赤で書くことは相手との絶縁を意味する
- 罪人や囚人は赤で名前を書かれていた地域もあった
- 戦時中の赤紙や死刑執行のサインは赤が用いられている
- 会計簿記では損失で赤色を用いることがある
あくまでも一部の地域・時代の限られた事例で赤が用いられていただけですが、上記のような理由で赤=人に使うべきではないといったイメージが定着したと思われます。
また、信憑性は怪しいですが、人の名前を赤字で書くと相手の金運が下がる、寿命が短くなる、血液が減るといった話もあるそうです。もちろん、迷信ではあると思われますが、印象は悪いので人に使うのは避けましょう。
人の名前を書くときは赤以外の色を使おう!
日常生活やビジネスシーンで人の名前を書くときには、なるべく赤以外の色を使うのが無難。黒や青といったスタンダードな色は、安定感や信頼感を示す色なので好まれやすいです。特に黒は基本の色なので、相手にマイナスのイメージを与えることもないでしょう。
今回の記事を参考に、今後赤色で人の名前を書かないように注意しましょう。