「巨人に食われていく絶望の中ママとパパを呼び続けるチキン」…若干むごいと言わざるを得ないタイトルで投稿主さんが披露したのは、超有名な鳥のおもちゃの叫び声を利用した一発芸!
民族楽器の愛好家だからこそ実現したまさかのハイクオリティな演奏風景がX(旧Twitter)で紹介されると、動画は569万回以上表示され、6万4000件を超えるいいね!が集まるほど、多くの人から爆笑をさらっています。
一発芸「巨人に食われていく絶望の中ママとパパを呼び続けるチキン」自分でやっておきながら、可哀想過ぎてちょっと泣きそうになっちゃった。 pic.twitter.com/rirTgOdnIL
— サカン竜一郎@民族楽器愛好家 (@wyrm06) May 25, 2024
「パパー」「ママ―!」忠実に表現される叫び声
世界中の珍しい民族楽器をこよなく愛する投稿主のサカンさん。いろいろな楽器の豊富な知識を元にメディアからお仕事の依頼を受けつつ、自分でも演奏を楽しむ愛好家としての一面もあります。
そんなサカンさんが今回演奏(一発芸)に使う楽器として選んだのは、かの有名な黄色い鳥のおもちゃ。「シャウティングチキン(叫ぶチキン)」や「びっくりチキン」という名で知られる通り、お腹をぎゅっと握ると盛大な鳴き声を響かせる商品です。
この叫ぶチキンのおもちゃを使って、サカンさんはとある音を奏でることに成功しました。叫ぶチキンの音を最大限活用し、一発芸として確立させたその演奏タイトルは、「巨人に食われていく絶望の中ママとパパを呼び続けるチキン」。
まるで笛を演奏する時のように、サカンさんがおもちゃの腹部から息を吹き込み、ぽっかり開いた口を指で押さえたり離したりすると、タイトル通りの「ママ~!」「パパ~!」という悲愴な声が聞こえてくるではありませんか!
普通の奏法じゃ物足りない!
息を吹き込むタイミングと、指を押し当てる・離すのタイミングを絶妙に調節することで、従来の”ただ叫ぶ”おもちゃの音に”言葉”を加えたサカンさんのワザ。
しかし、あまりにもリアルな幼い子どもの声をイメージさせるその音には、サカンさん自身も「自分でやっておきながら、かわいそうすぎてちょっと泣きそうになっちゃった」のだとか・・・。これも日頃からいろいろな楽器を扱うサカンさんだからこそ開発できた「面白かわいそう」な演奏法なのでしょう。
ちなみに、おもちゃに直接息を吹き込まず、お腹をぎゅっと握って音を出す従来の方法でも、「パパ」や「ママ」と聞こえる音を生み出すことは可能だそう。
この場合は、「巨人に食われていく絶望感」よりも、「寂しくて夜泣きしている感」にトーンダウンするので、やや悲愴な雰囲気は抑えめな一発芸となるようです。
しかし、お腹をぎゅっと押さえたり、口を塞いだりと、音はマシでも奏法に対しておもちゃから「やめろー・・・」と言う声が聞こえてきそうな気も・・・。
新たに派生した一発芸も存在
叫ぶチキンのおもちゃによる絶望感たっぷりの声を奏でることに成功したサカンさんは、他にも派生作品を作ることにしました。派生作品のタイトルは、「体が喰らい尽くされているのに痛みが無く、意識だけがはっきりしている時の絶叫」。
「いや、やっぱりタイトル・・・!」とツッコミどころ満載ですが、息をがっつりと吹き込んで奏でるサカンさんのその演奏は、まさにチキンの心からの絶叫を上手に表現できています。
音の鳴るおもちゃをここまで使いこなすサカンさんは、もはや「真のチキン使い」と呼ぶべきでしょうか。
この投稿には、『パパの発音が綺麗すぎて涙が止まらない』『100点、断末魔入れたら100億点あげたい』『心痛いけどおもろすぎて笑っちゃうw』など、タイトルに合わせて音を見事に表現したサカンさんの演奏(一発芸)に笑いが堪えきれなかった人たちから多くのコメントも寄せられました。またいつの日か、サカンさんによって新たな派生作品が発表されるかもしれませんね!
サカンさん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました。
写真・動画提供:Xアカウント「サカン竜一郎@民族楽器愛好家」さま
執筆:orion
編集:もふたん編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。