欲しいと思った商品が「品切れ」していたら、何とも悲しい気持ちになるもの。しかし、トミカの売り場ではそんな悲しみを最大限に減らす、素敵な配慮がなされているようです。
X(旧Twitter)でその様子を紹介する写真は244万回以上も表示され、8.4万いいね!が集まるほど大絶賛されています!
【トミカの納車待ち】
品切れしたトミカの棚で見かけた表示。本当に何気ないことなんだけど、こういう製品の”世界観”を大切にしては配慮っていいよね。単におもちゃだけでなく、車を買うという体験までデザインされている感じがするね。よく“神は細部に宿る“っていうけど、こういう所だと思う。 pic.twitter.com/DHDZlkGJzH
— しぶちょー (@sibucho_labo) December 14, 2024
おもちゃ売り場で見つけた「納車まち」
機械部門の技術士である投稿主の「しぶちょー」さんが見つけたのは、「納車まち」という赤い札。
車のイラストが描かれたその札を見る限り、まさに言葉の通りかと思われたのですが、実はこの札を見つけたのはおもちゃ売り場。この場にはちょっとそぐわない気もする札の言葉に、思わず首を傾げたくなります。
しかし実は、これが何とも素敵な工夫のひとつだった模様。しぶちょーさんがうなるほどのアイデア表示をしていたのは、手のひらサイズの車のおもちゃで有名な「トミカ」の棚!
細部にまでこだわる世界観
札がかかっていたのは、品切れ中の商品でした。ここで普通に「品切れ中」としか書かれていなければ、「残念…」「欲しかったのに悲しい…」という思いばかりが生まれるところ。
しかし、トミカの棚ではあえて「納車まち」という表現をすることで、世界観を大事に守りつつ、お客さんの悲しみを和らげる配慮もしてくれていたのです。
しかも、漢字にはちゃんとひらがなをふってくれていて、子どもにも読めるようになっているのがさらにほっこりするポイント。
しぶちょーさんもこれを見て、「車を買うという体験までデザインされている感じがする」と惚れ惚れとした様子。「“神は細部に宿る“っていうけど、こういう所だと思う」と、何気なく見かけたおもちゃの品切れ表示に感心しきりだったようです。
作っているところを見るのも子どもには大事
しぶちょーさんの子どもたちも、トミカには興味津々。別の日に、好きなパーツを選んだらその場で組み立ててくれるトミカの組み立て工場サービスを利用すると、目を丸くしてその工程を眺めていたのだとか!
普段は完成品しか見ていない物が、目の前で作られていく様子を見ることもまた、子どもにとってはいかに大切なのかを実感したそうです。
世界観にこだわり、物作りの現場を教える。子どもたちの日々の体験として、トミカはかけがえのないものを提供してくれているようです。
この投稿には、『初めて見ました。すばらしいですね』『ちょっとのことだけど、あるのとないのでは全然違う』『こういうの、妙にカッコよく見えて大人になっても覚えてること多い』『製作者の皆さんから子供とトミカへの愛が伝わる』など、売り場の表示を絶賛する声が多く寄せられています。
しぶちょーさん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供:Xアカウント「しぶちょー」さま
執筆:orion
編集:もふたん編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。