シマウマはなぜしましま模様なの?理由はまだ研究中!今わかっている3つの説

雑学

シマウマの模様は謎が多い

動物園などで見かけることが多い『シマウマ』。白と黒のしま模様がなんとも可愛らしい動物です。そんなシマウマに関して古くからひとつの疑問が問われ続けています。それは「どうしてシマウマの体はしま模様なのか?」たしかに、しま模様であるメリットはあまり思いつかないですよね。

今回はシマウマがしま模様である理由として考えられている説を紹介します。最後までお読みいただくと、シマウマ博士になれるかもしれませんよ。

感染症を媒介する虫を避けるため

シマウマのしま模様は、まだ研究途中の分野ではありますがいくつか説が登場しています。その中でも近年、有力視されているのは感染症を媒介する虫(ツェツェバエ)を避けるため、という説。ツェツェバエとは、「アフリカ睡眠病(眠り病)」を媒介する恐ろしい虫。野生で生きるシマウマであっても死に至るといわれています。

一説によると、シマウマのしま模様はこの病気を感染させるツェツェバエを回避するためだと言われています。その説によると、しま模様がツェツェバエなど虫の視覚を阻害しているとのこと。まだ確証は得られていないとのことですが、もし本当であれば人間でも応用がききそうです。しま模様の服を着るなどすればツェツェバエに被害を減らせるかもしれませんね。

シマウマの模様には他にも説がある

シマウマがしま模様である理由には、他にもいくつか説があります。

  • ライオンなど捕食者の視界から逃れるため
  • しま模様によって体温を調整している

中でも有名なのが、ライオンなど捕食者に対するカモフラージュという説。体をしま模様にすることで、ライオンなど肉食動物たちの目から逃れようという作戦であるとする説です。ただ、この説は近年の研究で否定されつつある模様。真相が判明するためには、まだまだ時間がかかりそうですね。

シマウマを見かけたら今回の雑学を思い出してみよう

今回の雑学を振り返ってみましょう。シマウマの体がしま模様である理由は研究途中ですが、「アフリカ睡眠病(眠り病)」という感染症を媒介するツェツェバエを避けるため、という説が有力視されています。他にも、ライオンなど肉食動物に狙われないよう体をカモフラージュするため、体温調整のためなど様々な説が考えられているそうです。

今回の雑学、動物園などでシマウマを見かけたときにでも思い出してみてください。きっと、シマウマのことがもっと好きになるはずです。

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