『ウィット』と『ユーモア』の違いとは?知的な笑いを生む会話術を徹底解説!

雑学

『ウィット』と『ユーモア』

会話の中で「ユーモアがある人」はよく聞く表現ですが、「ウィットがある人」という言い方はあまり馴染みがないかもしれません。実は「ウィット」と「ユーモア」は似た意味を持ちつつも、微妙な意味の違いがあります。

今回は、「ユーモア」と『ウィット』に関する面白い雑学をお届け。それぞれの言葉の意味を理解すれば、どのように使い分ければよいのか分かるはずです。

まず「ユーモア」とは…

はじめに「ユーモア」の意味についておさらいしましょう。ユーモアとは、相手を楽しませたり、笑わせたりする表現のこと。ただ単に面白いだけでなく、遊び心や温かみ、意外性、共感などの要素が含まれているのが特徴です。

例えば、冷房のエアコンが効いた部屋で寒さを感じるとします。そこで「氷河期、ついに到来か…!」と大げさに言ったら場が和むかもしれないですよね。いまの例えのユーモアが面白いかはさておき、ユーモアは人を和ませ明るい雰囲気を生み出してくれます。

それでは『ウィット』とは…?

では、『ウィット』とはどういう意味なのか?簡単に言うなら「知的な切り返し」や「気の利いた一言」といったところです。機転の利いた言葉や表現を使い、相手を驚かせたり、クスッとさせたりします。

例えば、その場の状況を素早く理解し、皮肉を交えつつ的確に表現することや、意外な視点から物事を語ることがウィットにあたります。

具体的な例として、下記のようなものが挙げられます。

  • ダイエット中の友人が「ケーキ食べちゃおうかな…」と悩んでいるとき:「いいじゃん、体重計もサプライズを楽しみにしてるよ。」
  • 雨が降ってきたとき:「天気予報では晴れって言ってたけど、雲には伝わってなかったみたいだね。」

ただ面白いだけでなく、知性や教養が感じられる点がウィットであるかどうかのポイントです。

『ウィット』と『ユーモア』の違い

それでは、「ユーモア」と『ウィット』の違いをまとめていきましょう。

  • ユーモア:人を楽しませたり和ませたりする、温かみのある笑いのこと。冗談や言葉遊びなどを使って、多くの人が共感しやすい表現が特徴
  • ウィット:知性や機知を活かした鋭く気の利いた表現。皮肉や洗練された言葉遊びが特徴

簡単に言うと、ユーモアはみんなが楽しくなる表現で「ほのぼのとした笑い」を誘うこと、ウィットは気の利いた切り返しや皮肉など「知的で鋭い返し」のことです。どちらも会話を面白くするテクニックですが、ユーモアは親しみやすく、ウィットは少し頭を使うのが特徴です。

今回の記事を参考に、ユーモアとウィットを上手に使い分けてみてください。

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