“サラリーマン”と”ビジネスマン”の違いとは 実は使い方を間違えている可能性も

雑学

“サラリーマン”と”ビジネスマン”

「サラリーマン」と「ビジネスマン」、どちらも日常的によく使われる言葉ですが、その違いをきちんと説明できるでしょうか?なんとなく同じ意味で使っている人も多いかもしれませんが、実はこの2つ、ニュアンスや使われ方が微妙に違うのです。もしかすると、あなたも知らず知らずのうちに間違った使い方をしているかもしれません。

今回は「サラリーマン」と「ビジネスマン」の意味の違いをわかりやすく解説。最後までお読みいただくと、ちょっぴり物知りになれることでしょう。

そもそもサラリーマンとは

企業に勤めて給料を得ながら働く人のことを、一般的に「サラリーマン」と呼びます。サラリーマンの特徴は、毎月決まった収入があることや、社会保険・ボーナスといった制度が整っていること。

職種に応じた役割がはっきりしており、営業なら自社製品の販売、経理なら会社の財務管理といったように、担当する仕事が明確です。会社の方針に沿って動くのが基本なので、自分で大きな決断を下す場面は少ないかもしれませんが、その分、大きなリスクを背負うことなく働けるケースが多いです。

余談ですが「サラリーマン」の“サラリー”は英語で「給与」を意味しますが、その語源はラテン語の「サラリウム」です。サラリウムは“塩”を表す言葉で、古代ローマでは兵士への報酬として塩が支給されていたことに由来するといわれています。

それではビジネスマンとは

「ビジネスマン」は、会社に勤めているサラリーマンだけでなく、起業家やフリーランスといった立場の人も含めたより広い意味合いを持っています。要はビジネスに関わる人全般を指す言葉です。

前述したとおり、ビジネスマンの定義にはサラリーマンも含まれますが、起業家やフリーランスなども対象とするため、その特徴はサラリーマンとは少し異なります。ビジネスマンの多くは、自分で考え、判断し、行動することが求められ、自らの意思で仕事を生み出していきます。

たとえば起業家であれば、どんな商品やサービスを提供するのか、どのような市場にアプローチするのかを自分で決めてビジネスを展開していきます。フリーランスも同様に、自分のスキルを武器に仕事を探し、報酬や業務内容をクライアントと直接交渉するスタイルです。

また、ビジネスマンには、チャンスを見つけて行動に移す力やリスクを取る覚悟が求められます。加えて、ビジネスを広げるには人とのつながりも重要。積極的に人脈を築いていく姿勢も欠かせません。

つまりビジネスマンとは、決められた枠の中で働くのではなく、自らの手で未来を切り開いていく存在だと言えます。

簡潔にまとめると、サラリーマンは会社のルールに従って働く人たちを指すのに対し、ビジネスマンはビジネスに関わる人全般を指す言葉。サラリーマンだけでなく、経営者や起業家なども含まれます。

今回の雑学、面白かったらぜひ周りの人にも教えてあげてみてください。

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