身近な鳥類「ニワトリ」の雑学
普段なにげなく食卓に並ぶ「卵」ですが、それを産んでくれるニワトリのこと、どれくらい知っていますか?実はニワトリには、意外な習性や知られざる一面がたくさんあるんです。
今回は、思わず誰かに話したくなる「ニワトリの雑学」を厳選してご紹介!読むだけでニワトリがちょっと身近に感じられる内容です。
ニワトリが産む卵の数
ニワトリは、個体にもよりますが生後およそ5か月ほどで卵を産み始め、1年で約300個もの卵を産むとされています。産卵のペースはほぼ毎日ですが、年齢を重ねるにつれて数が減っていき、7~8年ほどで卵を産まなくなるのが一般的です。
ちなみにニワトリが次の卵を産むまでには、およそ23〜26時間かかるといわれています。まれに1日で2個産むこともあるものの、基本的には1日1個が限界。年間で産める数も最大で約365個までです。
ニワトリは太らない
ニワトリは、生命維持や卵を産むために必要な分だけエサを食べるよう体の仕組みができているため、基本的にはたくさん食べても太りすぎる心配はないといわれています。そのため、運動量が少ないケージ内でも、体重が過剰になることはほとんどないのです。ちょっと羨ましいですよね。
また、ニワトリの多くは配合飼料を食べていますが、その中身は時期や状況に応じて調整されます。ただ、食べる量は季節や産卵のペースが大きく関わっており、飼料の内容を変えても、食欲に大きな違いが出るわけではありません。つまり、ニワトリは「必要な栄養を効率よくとること」を優先してエサを選んでおり、同じエサを食べ続けても飽きることは少ないと考えられているのです。
ニワトリは遺伝子的にティラノサウルスに近い存在だった
実はニワトリは、あのティラノサウルス・レックスと最も近い関係にある現代生物であることが、遺伝子の研究で判明しています。よく観察すると、肉用鶏や卵を温めている母鶏のしぐさが、どこか恐竜を思わせることも…あるかもしれません。
ニワトリの数は人間よりも多いといわれている
一説によると、ニワトリの家畜化は紀元前2000年ごろには始まっていたとされ、今では世界中に約250億羽が飼育されているといわれています。なんと、その数は人間の総人口をはるかに超えているのです。
一方で、ホランドやレッドキャップ、クレヴクールといった希少な品種は絶滅の危機にあります。そのため、これらの品種を守り育てることは、貴重な遺伝資源を後世に残すためにも重要とされています。
今回の雑学、面白かったらぜひ周りの人にも教えてあげてみてください。