偶然にも漁師さんの網にかかってしまった1匹のウミガメ。網をほどいて海に帰してあげたところ、思わぬ光景を目にすることに・・・!
Instagramに投稿されたウミガメをめぐる動画は、355万回以上も再生され、1.7万いいね!が集まるほど大反響を呼んでいます。
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魚網にかかってしまったのは・・・
高知県須崎市の漁業組合である「九石大敷組合(くいしおおしきくみあい)」のInstagramアカウントでは、定置網漁の様子や、網にかかった面白い海の生き物たちの姿を投稿しています。
ある日、魚網にかかったのは、魚ではないとある生き物。たまたま獲れてしまったというその生き物は、なんとウミガメでした!
網から外してカゴに入れられていたウミガメを漁師さんが持ち上げると、直径30cmほどはありそうな立派な甲羅が見えます。
そんな野生のウミガメは、漁師さんの腕に抱え上げられて、足をばたつかせながら「離せー!」とアピールしているようでした。
「さようなら」ウミガメを帰す漁師さん
ウミガメは漁で狙っている獲物ではないため、不要な殺生はせず、海へ帰すことに。持ち上げたウミガメを、漁師さんがよっこいしょ・・・とそのまま漁船の縁まで運んでいきます。
海面まで運ぶと、漁師さんはウミガメの体を優しくちゃぽんと水につけて、手放してあげました。決して手荒にポイッと投げたりはしない丁寧な扱いです。
帰す時に「さようなら」と声をかけてもらい、海へ帰してもらったウミガメは、早速泳ぎだしたのですが・・・。
えっ!?まさかそんなスピードで・・・?
水中に入った途端、ウミガメは驚くほどの速さでヒレのようになっている足を動かし、あっという間に海の彼方へ・・・。
SNSなどのメディアでよく見るような、のんびり泳ぐウミガメの姿とは一線を画したそのスピードに、撮影していた投稿主さんも思わず「は・・・速い(笑)」と呆然とするばかり。
ウミガメからすれば命の危険も感じた状況だったため、仕方がないことなのでしょう。それにしても、瞬きをする間に逃げていったウミガメ本来の泳ぎの能力に、驚愕するほかなかった投稿主さんなのでした。
この投稿には、『速すぎワロタ』『いつから亀が遅いと錯覚していた?』『うさぎとかめの根底をくつがえすスピード』『亀さんすみません。もう遅い人を「亀」なんてバカにしません』『爆速で竜宮城に帰ったから爆速で竜宮城から迎えに来るかも』など、同じく驚いた人たちから多くのコメントが寄せられています。
何はともあれ、ウミガメが元気に帰って行ってくれたのが1番!Instagramアカウント「九石大敷組合| Kuishioshiki fisherman」では、この他にも定置網漁や海の生き物たちの面白さが分かる動画がたくさん公開されています♪
投稿主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供:Instagramアカウント「九石大敷組合| Kuishioshiki fisherman」さま
執筆:orion
編集:もふたん編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。