いまでは見ることも少なくなった『二千円札』
一昔前まではときどき見かけることもあった「二千円札」。それがいまでは、まったく目にする機会がなくなりました。いったいどうして二千円札は私たちの前から消えてしまったのか？そこには意外な理由があったのです。
今回は二千円札に関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、ちょっぴり物知りになった気分が味わえることでしょう。
製造終了になったから
二千円札を見かけなくなったひとつめの理由は、単純に「二千円札の製造が終了したから」。二千円札の発行は2000年に始まりましたが、それから3年後の2003年には製造が中止されています。
その理由は一万円札や五千円札、千円札と比べて使いづらいと感じる人が多かったから。利用頻度もそこまで多くなかったそうです。
また、製造されたのも2000年に7.7億枚、2003年に1.1億枚の合計2回のみ。発行回数の少なさからも、需要がそこまでなかったことが分かります。たしかに、ちょっともったいなくて使い辛かったですよね。
使い勝手が悪かった
上記でも述べましたが、二千円札が発行されなくなった主な要因は使い勝手が悪かったから。そのことについて、もう少し深く掘り下げましょう。
まず、使いにくかった要因として当時のATMや自動販売機など、お札を使うこともある機械において全ての機械が二千円札に対応しているわけではなかったことが挙げられます。これは、なかなか使い勝手が悪かったはずです。
発行してからも、二千円札に対応している機械はなかなか増えずじまい。結果的に不便さを感じた人が多かったことで、使用頻度の低下に繋がりました。当時のATMでも二千円札で入金できても、出金はできなかったようです。
また、日本では千円札、五千円札、一万円札といった紙幣が長く使われ、親しまれていたこともあり、新しく登場した二千円札がなかなか定着しなかったことも使われなかった一因でしょう。
二千円札は貴重なお札
今回の雑学を振り返ってみましょう。二千円札がなくなった理由は単純に製造が中止されたから。2000年に発行を開始したものの、わずか3年で製造中止となりました。その主な要因は使い勝手の悪さ。自販機など一部の機械では二千円札が使えなかった他、国民受けもあまりよくなかったようです。
とはいえ、二千円札はいまでは貴重なお札。プレミアとはなっていないようなので価値はそこまで高くありませんが、発行していないという意味では記念品として貴重なものといえます。
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