『ジャム』と『マーマレード』の違いとは?ポイントは柑橘の皮にあった!

雑学

『ジャム』と『マーマレード』

パンやヨーグルトなどにぴったりな「ジャム」と『マーマレード』。どちらも果物を煮詰めて作られた甘い食品ですが、実は明確な違いがあることをみなさんご存じでしょうか? そのポイントは、“柑橘の皮”にあります。

今回は、ジャムとマーマレードの違いを分かりやすく解説。最後までお読みいただくとジャムやマーマレードが食べたくなるかもしれませんよ。

「ジャム」とは…

まずは、「ジャム」とは何か?についてから解説していきます。ジャムは果物や野菜などに砂糖やはちみつなど糖分を加え、加熱してゼリー状にした食品のこと。甘酸っぱさが特徴で、果汁や果肉の風味をしっかり楽しめるのが魅力です。メジャーなものだと、いちごやブルーベリーのジャムが人気ですよね。

余談ですがジャムの歴史は古く、元々は果物を砂糖漬けにして保存する方法として生まれたと考えられています。一説によると旧石器時代後期にはすでに作られていたともいわれています。

日本では明治時代に東京の勧農局(現在の農林水産省の一部)がイチゴジャムを試験販売したのが始まりとされています。長野県でジャムの製造を行う企業も誕生した後、明治末期から大正初期にかけて本格的に普及しジャム作りが盛んになっていったといわれています。

『マーマレード』とは

一方、『マーマレード』はジャムの一種。ジャム同様、果物の果肉に砂糖などを加えて、ゼリー状にした食べ物です。ただし、ジャムと明確に違うポイントがあります。それは、使われている果実の種類と皮の有無。

マーマレードは基本的に柑橘類の果実と果皮を使って作られます。柑橘果実の自然な甘さに加え、皮のほのかな苦みがアクセントとなり、さわやかで奥深い味わいが楽しめるのが特徴です。つまり、マーマレードはジャムのカテゴリーに分類されるのです。

『ジャム』と『マーマレード』の違い

今回の雑学を振り返ってみましょう。

ジャムとマーマレードはどちらも果物を煮詰めて作る食品ですが、いくつか違いがあります。大きな違いは、使われる果物の種類と果皮の有無。

ジャム は、イチゴやブルーベリー、桃など様々な果物を原料とし、果実の果肉や果汁を砂糖と一緒に煮詰めて作られます。基本的に果皮は含まれず、フルーツ本来の甘さや酸味を楽しめるのが特徴です。

一方、マーマレード は、 オレンジやレモン、グレープフルーツなど柑橘類を原料とし、果肉だけでなく柑橘の果皮も一緒に煮込んで作られます。果皮にはほろ苦さがあり、ジャムよりもさわやかで大人っぽい味わいになります。

つまり、マーマレードはジャムの一種ではあるものの、柑橘の果皮を使うことで風味や食感が異なるのです。甘さだけでなく、ほのかな苦みを楽しみたい方にはマーマレードがおすすめですよ。

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