『ホチキス』と『ホチキッス』どっちが正解?意外と知らない正式名称とは

雑学

『ホチキス』と『ホチキッス』

書類を留める文房具「ホチキス」。日常的に使う文房具ですよね。ところが、人によっては「ホチキッス」と呼ぶケースもあります。 実はこの2つ、どちらも間違いではありません。さらに言うなら、「ステープラー」とも呼ばれることもあり、意外と奥が深い文房具なのです。

今回は「ホチキス」と「ホチキッス」の違いや、「ステープラー」について解説。最後までお読みいただくと、文房具についての理解度が格段に上がることでしょう。

『ホチキス』と『ホチキッス』どちらも正しい呼び方

結論から述べると、ホチキス(ホチキッス)には正式名称がありません。商標登録された文房具ではないので、決まった名称がないのです。つまり、「ホチキス」も『ホッチキス』もどちらも正しい呼び方なのです。

「ホッチキス」は一般的に言われることが多い呼び方ですが、実際は地方によって呼び方は様々。新聞用語では「ホチキス」、JIS規格(日本工業規格)の扱いでは後述する「ステープラ」と呼ばれたりもします。

もうひとつの名称「ステープラー」とは…

日本では一般的に「ホッチキス」という名称が広まっていますが、JIS規格では「ステープラー」と呼ばれています。どちらの名称も、針を使って紙を綴じる同じ文房具を指しています。

「ホッチキス」は日本や韓国などで使われる呼び名ですが、英語圏では「ステープラー」が一般的です。

日本では「ホッチキス」と「ホチキス」の両方の表記が使われていますが、どちらも「紙綴器(かみつづりき)」を指す言葉として広まっています。

ホッチキスの由来

日本で「ホッチキス」という名称が広まったのは、伊藤喜商店(現在の株式会社イトーキ)がアメリカから輸入した製品がきっかけ。輸入元のメーカーが「E.H.ホッチキス社」だったことから、その社名が製品名として定着したのです。

実は、この「E.H.ホッチキス社」はもともと「ジョーンズ製造社」という名前だったそうです。しかし、創業者であるホッチキス親子の名前に由来し、社名が「ホッチキス」に変更されたのだとか。

ホチキス(ホッチキス)を使うときに今回の雑学を思い出してみよう

今回の雑学を振り返ってみましょう。

「ホチキス」と「ホッチキス」はどちらも正しい呼び方。JIS規格や海外では「ステープラー」と呼ばれたりもします。

今回の雑学、ホッチキス(ホチキス)を使ったときにでも思い出してみてください。

こんな記事も読まれています

『天狗』の種類はこんなにあった!実は外国人説も?知られざる歴史と真相

ドライブスルーに馬で行ったらどうなる?法律・事例・問題点を徹底検証!