X(旧Twitter)に投稿されたのは、投稿者さんが目にしたとある楽譜の様子。
その光景が話題になり、記事執筆時点で265万7000回表示されると同時に10万件のいいねがつく大反響となっています。
リプライ欄や引用リポストでは「これは重すぎるw」「付点音符も大変だな」などの声があがっています。
付点音符に背負わせるものが重過ぎる pic.twitter.com/9hHj1jTAUN
— R (@Bird30Nocturne) November 12, 2024
ある楽譜上の表現を目にした投稿者さん
ピアノサークルに所属し、合唱団のピアノ伴奏を務めるなど多岐に渡る活動をされている投稿者さん。ある日、楽譜を見ていた投稿者さんは驚きの表現をみつけたのだそう。
楽譜に書かれていたという、その表現方法とはどのようなものだったのでしょうか…。
楽譜に記載されていた発想記号
投稿者さんが見ていた楽譜は『はっか草』(作詞:野呂 昶 作曲:千原 英喜)という曲でした。
すると楽譜を眺めていた投稿者さんの目に「わたしはひたすらいきて」という歌詞の部分に記載されていた、ある発想記号が目に止まります。
発想記号というのは、音楽における表現方法を指示する譜面上の記号なのだそうで、そこには「sentito pesante」と記載されていたのだといいます。
イタリア語で「sentito」というのは「感情を込めて」、「pesante」については「重々しく」という意味なのだそうです。
『わたしはひたすらいきて』という歌詞にぴったりな表現のように思えます。しかし、その横に書かれていた日本語での指示は、どうやら様子が違ったのだそう…!
日本語で書かれていたのは…
なんとその横にあった日本語での指示は『付点音符に人生の労苦をこめて』と書かれていたのだそう…!
これには思わず投稿者さんも「付点音符に背負わせるものが重過ぎる」と思ってしまったのだそう。確かにたった3つの付点音符(音符の横に点のある音符)に背負い切れるだろうかと思ってしまいます…!
実際に『はっか草』を聴いてみると、付点音符が背負っている箇所は『あれから幾十年 私はひたすら生きて 母はもうとっくにこの世を去った』という歌詞になっています。
そうして各々のこれまでの「人生の労苦をこめる」からこそ深みのある音楽が生まれるのでしょう。
まるで物語のような歌詞となっており、きっと大人になればなるほど心に染み入ることでしょう。ぜひ、聴いてみてはいかがでしょうか?
投稿には「いい曲ですよね『はっか草』」「どんな演奏になるんだろう。」「歌も伴奏もめっちゃこめていける気がする笑」「ここに懐かしい想いを込めるとほんとにいいんよ。」など視聴者の皆さんから多くのコメントが寄せられています。
「R(@Bird30Nocturne)」様、この度はご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。
写真・動画提供:Xアカウント「R(@Bird30Nocturne)」さま
執筆・編集:もふたん編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。