見たらラッキー!『逆さ虹』の仕組みと幸運を呼ぶ理由とは?

雑学

虹が逆さまに現れる「逆さ虹」

突然ですが、みなさんは「逆さ虹」と呼ばれる現象をご存知でしょうか?おそらく多くの方が、あまり聞きなじみがない言葉だと思います。逆さ虹とは、その名の通り虹が逆さまに現れる現象のこと。別名『環天頂アーク』とも呼ばれます。

今回はそんな逆さ虹に関する面白雑学をお届け。最後までお読みいただくと、ちょっぴり物知りになった気分が味わえることでしょう。

逆さ虹が現れる仕組み

「逆さ虹(環天頂アーク)」は、空の高い場所にある薄い雲を作る氷の粒が太陽の光を屈折させることで現れる珍しい現象のこと。太陽の中心から約46度上の空に現れ、逆さまの虹のような美しい弧を描くことから「逆さ虹」と呼ばれています。

逆さ虹は太陽の高度が約22度のときに最もハッキリと見え、特に4月〜9月における日の出後2時間以内や日没前2時間が観察しやすい時間帯といわれています。

ただし、逆さ虹を見るには、いくつかの条件を満たしていることが必要です。

  1. 上空に薄い雲がある
  2. 太陽が高い位置にある
  3. 雲の中の氷の粒が整った状態である

逆さ虹はこれらの条件がそろうときだけ見られる非常に珍しい現象。年に数回見られるかどうかなのです。

ちなみに、虹との違いについても紹介します。虹は水滴が光を屈折・反射してでき、太陽の反対側に現れるのに対し、逆さ虹は「氷の粒」が光を屈折させてでき、太陽と同じ方向に現れます。

逆さ虹は幸運のサイン…かも

逆さ虹はその出現頻度の少なさから、幸運のサインと呼ばれることも多め。出現すること自体が稀な逆さ虹。そんな見ること自体がラッキーな現象を目にしたら、たしかに幸せが訪れるかもしれません。もし見かけたら、なにか願い事を祈ってみるのもアリでしょう。

ただし、逆さ虹は地震の前兆、天気が下り坂になるサインという噂もあります。ラッキーなことがないか心待ちにしつつ、突然起こるアクシデントにも備えておくと安心でしょう。

逆さ虹を見かけたら今回の雑学を思い出してみよう

今回の雑学を振り返ってみましょう。逆さ虹(環天頂アーク)とは、空の高いところにある氷の粒が太陽の光を屈折させることで現れる珍しい現象のこと。出現条件が厳しく年に数回見られるかどうかという希少な現象です。幸運のサインとしても信じられているので、もし見かけたらラッキーな出来事が起こるかもしれません。

今回の雑学、面白かったらぜひ周りの人にシェアしてみてください。この機会に友達や家族と一緒に、毎日逆さ虹が出ていないか探してみるのも面白いかもしれませんよ。

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