『ジゴロ』と『ヒモ』
「ヒモ」と聞くと、女性に生活を支えてもらっている男性を思い浮かべる人が多いでしょう。一方で、「ジゴロ」という言葉をご存じでしょうか?これら2つは似たような意味で使われることがありますが、実際には微妙な違いがあります。
今回は、「ヒモ」と「ジゴロ」の意味や違いについて解説します。最後までお読みいただくと、ヒモとジゴロについて詳しくなれることでしょう。
そもそも「ヒモ」とは…
まずは「ヒモ」が、どんな男性なのかについてから解説します。「ヒモ」とは、自分で働かずに恋愛関係にある女性に生活を支えてもらう男性を指します。経済的に困窮しているだけではなく、金銭面で女性に依存しさらに生活費の負担を求めたり、家事を任せきりにするような場合に使われるケースが多いようです。
ヒモの語源は諸説あります。ひとつは「紐が付いている」という表現から派生したもの。昔、独身女性に恋人の男性がいることを「ヒモ付き」と呼んでいたことが由来とされています。
もうひとつの説は、海女が潜水中に息が続かなくなると、腰ひもを引いて船上の男性に助けを求めたことに由来するという説。大事な役割であり、力がある男性が船の上にいるのは合理的ではあるのですが、この関係性が「ヒモ」の語源につながったのではないかといわれています。
それでは『ジゴロ』とは…
ヒモの類義語にあたるのが『ジゴロ』という言葉。『ジゴロ』も女性から支援を受けて生活する男性のことを指します。しかし、単なる依存ではなく、女性を惹きつける洗練された魅力を持つ男性を意味しています。つまり、女性の方から進んで男性を支援しているのです。
『ジゴロ(gigolo)』という言葉はフランス語が由来。本来は「女性に頼って生活する男性」を意味します。しかし、単に依存するのではなく、女性が援助したくなるほど洗練された魅力を持つため、ネガティブな意味ではなく、相手から搾取するような関係性でもありません。
『ジゴロ』と『ヒモ』の違い
それでは「ヒモ」と『ジゴロ』は何が違うのか?下記にまとめてみました。
- ヒモ:自分で働かず、女性に生活を支えてもらう男性。依存的・搾取的でネガティブな意味合いが強い。
- ジゴロ:女性の援助を受けて生活する男性。魅力的な男性としてポジティブに使われることもある。
どちらも女性に支えられて生活している男性のことですが、若干意味が違っています。簡単に表現するなら。ヒモは自分で仕事や家事をせず、恋人などの女性に生活を支えてもらう男性のこと。ジゴロは女性の方から進んで援助されている男性のことです。つまり、ジゴロとはモテ男みたいなものですね。
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