1日にスマホを触る平均時間は2~3時間
日本で広く普及しているスマートフォン。総務省が10代~60代までの利用実態を調べたところ、1日の利用時間は年々伸び続け、全年代平均で2時間を超える結果となりました。
中でも、10~20代の平均利用時間は3時間を超えていて、NTTドコモによる調査では、10代男女と20代女性の約3割が1日6時間以上も利用しているのだとか。
動画やゲーム、SNSの使用など、スマホが果たす役割はとても大きくなっていますが、その分スマホにかかる負担が増しているのも事実です。ここからは、スマホを長持ちさせるために知っておきたい大事な雑学を5つご紹介します。
スマホを長く使い続けるための雑学5選
スマホの故障理由1位はバッテリーの劣化
スマホを使っていて、買い替えを考えるタイミングとなるのはやはり故障した時。その故障理由のトップは、「著しくバッテリーが持たなくなったから」というものでした。
理由としてさらに続くのは、「動作が遅くなった」「フリーズした」「いきなりシャットダウンした」などですが、バッテリーの劣化を買い替えのタイミングだと考える人はおよそ4割に上ります。
つまり、バッテリーの劣化をできるだけ防ぐ対策を講じることで、1台のスマホを長く使い続けることができるのです。
スマホの充電残量は20~80%がベスト
スマホの充電を100%になるまで行う人はかなり多いですが、実はこの行為はスマホのバッテリーの劣化を早めてしまいます。
というのも、充電と放電を繰り返すバッテリーに最も負担がかかりやすいタイミングは、充電残量が0%になった時と、100%までフル充電した時なのです。
一方で、リチウムイオンを使用したバッテリーがより良好なパフォーマンスができるのは、充電残量が20~80%の時。スマホの充電は、残量が20%くらいになった時を目安に始め、80%前後で完了させるとバッテリーへの負担を軽減できます。
100%のまま充電を続けるとバッテリーの劣化が早まる
スマホの充電が終わっているにも関わらず、充電器につないだままにするのも「過充電」状態となってバッテリーを劣化させます。
最近のスマホに搭載されているバッテリーは、フル充電になると給電をストップする保護回路が組み込まれているものもありますが、100%になり次第すぐに充電ケーブルから外したり、寝る前に充電を完了させておいた方が安心です。
また、各メーカーのスマホには、起きる時間に合わせてフル充電になるよう調整するなど、バッテリーをいたわる機能が搭載されていることが多いため、積極的に使っていきましょう。
スマホには暑い・寒い環境は厳禁
バッテリーに使われるリチウムイオン電池が耐えられる理想の温度範囲は、およそ0℃~40℃と言われています。つまり、炎天下の車内に放置したり、凍えるような外気温の中でスマホを使用するのは、バッテリーにとってはかなり過酷。
最近はスマホにストラップをつけて、肩から直接斜めがけにしている人をよく見かけますが、暑い日や寒い日は特に直射日光や冷えから守れるように、鞄の中に入れておきましょう。
他にも、充電ケーブルにつないだままスマホを使用すると、充電による発熱と放電による発熱を同時に発生させてしまいます。これもバッテリーが高温にさらされる元となるので、避けるようにしてください。
スマホにも週1回は休日を設ける
起動している間、スマホはスリープ状態であってもシステムが稼働し続けています。そのため、定期的に電源を切ってスマホの基盤を休ませ、バッテリーに熱を与える時間を減らすようにするのがおすすめです。
週1回程度でも、スマホのバッテリーをいたわることができますよ。
雑学を知ってスマホを長持ちさせよう!
スマホを長持ちさせるために役立つ5つの雑学をご紹介しました。
毎回100%までフル充電していたり、暑いところや寒いところでスマホを使ってしまうのはよくあること。しかし、それをするとスマホのバッテリーに負担をかけてしまいます。
今回の雑学を元に日頃の充電の仕方や使い方を見直して、スマホをできるだけ長く活用してみましょう。