こたつの『赤い光』は赤外線じゃない!?知っておきたい暖房の真実

雑学

こたつの赤い光

寒い季節に欠かせないこたつ。みなさんの中にも、お家にこたつを置いている方は多いことでしょう。ところで、こたつのスイッチを入れるとヒーター部分が赤く光りますよね?これを見て、「これは赤外線の光なのかな?」と思ったことはありませんか? 実は、こたつの赤い光の正体は赤外線ではなかったのです。

今回はこたつに関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、普段使っているこたつについて詳しく理解できるでしょう。

こたつの赤い光は赤外線ではない

「こたつの光は赤外線」という話を一度は耳にした方もいるはず。しかし、実はこれは勘違いです。たしかに、こたつの種類によっては赤外線を用いることで内部を温めています。赤外線は強い熱エネルギーを持ち、当たった物質の温度を上げる性質があるのです。

しかし、赤外線の光は本来、人間の目には映りません。テレビのリモコンも赤外線を応用したものですが、操作してもリモコンの光は私たちの目には映りませんよね。

私たちが目で見ることができる光は「可視光線」と呼ばれ、その中で最も波長が長いのが赤色です。この可視光線の赤より外側にある人間の目には見えない光、それが「赤外線」といわれています。つまり、こたつから発せられている、あの赤い光は赤外線ではないのです。

こたつから赤い光が出る理由

こたつから出ている赤い光。その正体は、なんとただのランプの光。こたつを付けたときに赤く光るようにしているだけなのです。それでは、どうしてそんなめんどうなことをしているのか?

その理由は、シンプルに赤という色が暖かそうだから。色彩の心理効果を狙っただけなのです。購買意欲を高める演出といったところでしょう。演出とはいえ、たしかに赤く光っていると、なんとなく暖かい気分になれますよね。

また、こたつの切り忘れを防ぐために、あえて目立つ赤色の光を放つようにしていたともいわれています。こたつは、ついついスイッチを切り忘れてしまうこともあるので、目立つ色にしてくれるのはありがたいです。

こたつを使うとき今回の雑学を思い出してみよう!

今回の雑学を振り返ってみましょう。

こたつの赤い光は赤外線ではなく、単なるランプの光です。赤外線は目に見えませんが、こたつの光が赤いのは「暖かそうに見えるから」という心理効果を狙ったもの。また、切り忘れ防止のために目立つ色を採用しているともいわれています。

今回の雑学、こたつを使うときにでも思い出してみてください。もしかすると、いつもよりもこたつが温かく感じるかもしれませんよ。

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