飛行機に『雷』が落ちたらどうなる?実は安全な理由をわかりやすく解説

雑学

飛行機も雷に当たることはある

飛行機での移動中、窓の外に稲妻が光るのを見て「もし雷が当たったらどうなるんだろう?」と不安になったことはありませんか?雷は強力なエネルギーを持ち、地上では電線や建物に大きな影響を与えることもあります。そんな雷が飛行中の飛行機に落ちたら、大事故につながるのでは…と考えるのは自然なこと。

しかし、実は飛行機は雷が直撃しても安全に飛び続けられるよう設計されています。なぜ飛行機は雷に強いのか?

今回は、飛行機と雷の関係について詳しく解説!最後までお読みいただくと、飛行機について詳しくなれることでしょう。

結論、飛行機は雷に当たっても大丈夫

飛行機は、機首に搭載された気象レーダーを使って雲や雨を避けながら飛行します。しかし、どうしても回避できない場合、雷に打たれることもあります。

それだけ聞くと、大きなダメージを受けて墜落してしまいそうですが、実際にはそうした心配はほとんどありません。雷が直撃しても機体が壊れたり、乗客が感電したりすることはないのです。

その理由は、飛行機の構造にあります。飛行機の機体は金属製の外殻に覆われており、雷が当たっても電流は表面を伝って流れ、内部にはほとんど影響を与えません。そのため、飛行機は雷が直撃しても墜落せず、乗客もケガなどを負わないのです。

とはいえ、さすがに飛行機も無傷ではありません。機体表面には小さな傷や焼け焦げが生じることもあります。逆に言えば、雷に直撃してもその程度で済むのです。

雷対策の装置も搭載されている

飛行機には、雷の影響を軽減するための装置が備わっています。飛行機の主翼の後ろ側にある細い針のような部品。これは「スタティック・ディスチャージャー(放電索)」と呼ばれるもので、雷が落ちた際に電気を外へ逃がし、機体を守る役割を果たしています。

このスタティック・ディスチャージャーは雷対策だけでなく、飛行中に発生する静電気を放出する機能も持っています。空気中の水分や塵との摩擦で生じる静電気が機体に溜まると、計器の誤作動や通信障害を引き起こす可能性があります。そのため、放電索は飛行機が正常に機能するために欠かせない装置なのです。

安心して飛行機に乗ろう!

今回の雑学を振り返ってみましょう。

飛行機は雷に打たれても問題ありません。機体は金属製の外殻に覆われており、雷の電流は表面を流れるため、内部には影響がありません。さらに、主翼後方の「放電索」が電気を逃がし、雷の影響を軽減する役割を果たしています。

今後、飛行機に乗るとき雷が鳴っていても安心してください。

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