「ボイコット」という言葉は、日常生活の中でも時々耳にすることがありますが、みなさんはその語源を知っていますか?実は、ボイコットの由来には意外なエピソードが隠されているのです。
今回は、「ボイコット」に関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、ちょっぴり物知りになれることでしょう。
そもそも「ボイコット」とはどんな活動?
まずは、そもそもボイコットがどういった活動なのかからおさらいしましょう。
「ボイコット」とは、特定の企業や団体に対し、商品を買わない、サービスを利用しないなどの手段で抗議の意思を示す行動のこと。消費者が企業や国家の方針に異議を唱える際に行われることが多く、不買運動が代表的な例として挙げられます。
労働者が賃金や労働環境の改善を求めて仕事を拒否する「ストライキ」とは異なり、ボイコットは必ずしも労働者と雇用主の関係に限定されないのが特徴です。分かりやすく言うなら「抗議のための拒否行動」といったところです。
ボイコットの由来は?
続いて、どうして「ボイコット」という言葉が誕生したのか?その語源・由来について解説していきます。
「ボイコット」という言葉は、実はとある人物が語源。19世紀のアイルランドに実在した土地管理人、チャールズ・ボイコット大尉に由来しています。1880年、ボイコット大尉は小作人たちから地代の引き下げを求められましたが、これを拒否しました。
反発した小作人たちは、ボイコット大尉が管理する土地での耕作を放棄。さらに食糧や通信手段を絶つなど徹底的な抗議を実施したそうです。
その結果、ボイコット大尉は孤立し、最終的に土地を離れることを余儀なくされました。この出来事がきっかけとなり、「ボイコット」は特定の個人や団体を排斥・拒否する行動を指す言葉として広まりました。
周りの人にも教えてあげよう!
今回の雑学を振り返ってみましょう。
ボイコットとは、特定の企業や団体に対し、不買運動などで抗議の意思を示す行動のこと。労働者のストライキとは異なり、雇用関係に限定されません。ボイコットの語源は、1880年のアイルランドで小作人に拒絶された土地管理人チャールズ・ボイコット大尉の名前に由来し、彼が徹底的な抗議を受け孤立した出来事がきっかけで広まりました。
今回の雑学、面白かったらぜひ周りの人にも教えてみてください。もしかすると、何かのボイコットに参加するとき今回の雑学が役に立つかもしれませんよ。