X(旧Twitter)に投稿されたのは、ある展覧会で撮影された「クジラの胃」の写真。獣医師である投稿主さんですら知らなかったという、人間とはまったく異なる胃袋の構造に驚きの声が続出しています。
このクジラの胃の写真は、とあるキャラクターにもそっくりだ!と注目が集まり、Xでは86万回以上も表示され、1.8万いいね!が寄せられました。
獣医師として恥ずかしながら、クジラがここまで胃が分かれていると知らなかったよ…アカボウグジラは13部屋だって…やっぱり生き物って面白い!! pic.twitter.com/obIQSyzbhg
— はるか|動物園水族館巡り獣医師 (@510haruka963) April 29, 2024
獣医師も驚くクジラの胃
投稿主である「はるか」さんは、臨床の現場で獣医師をする傍ら、生き物の魅力を伝えたいとカメラマンとして自身が撮った写真をSNSに投稿しています。この時は博物館で開催されていた「大型哺乳類展」に行った際、獣医師の自分ですら知らなかったという「クジラの胃の構造」に驚き、撮影した写真をXにポストしたそう。
はるかさんが驚いたというクジラの胃は、なんと人間のように1つで構成されているのではなく、牛などの反芻動物のように複数の胃でできていました。中でもアカボウクジラという種類のクジラの仲間は、胃が13もの部屋に分かれているというのです!
アカボウクジラとは、なかなか聞き馴染みがないクジラの名前ではありますが、複数の丸い胃が数珠つなぎにつながったそれは圧巻の形!また、クジラの中では中型サイズだというアカボウクジラであっても、人間の胃とは比べ物にならない大きさにびっくりです。
この形はまるで…あの公式キャラクター!?
アカボウクジラの胃が13部屋にも分かれている理由は、まだ詳しくは分かっていないようです。けれども、まるでオブジェのようなクジラの胃を見ているだけで、生き物の面白さに何だかワクワクとしてくるもの!
さらには、このポストを見た人からは、大阪万博の公式キャラクターである「ミャクミャク」にそっくりだという指摘も。少しずつサイズの違う丸い形状の胃が円を描くように連なっているその見た目は、「確かに…!」と納得してしまう雰囲気があります。
同じクジラでも種類ごとにまた違いが!
そして、クジラの興味深いところは、同じクジラの仲間だとしても種類が異なれば胃の数や形状が全然違うところにあります。
ちょうどこの展覧会でアカボウクジラの隣に展示してあったイチョウハクジラの胃は、同じアカボウクジラ科に分類されるにも関わらず、アカボウクジラのように数珠つなぎ…とは言えない形をしていました。
しかし、アカボウクジラのような万博キャラクターを連想させるような形状ではないにしても、やっぱり人間とはまったく違う見た目。水族館などではなかなか知ることができない情報が詰まった展覧会に、はるかさんは大いに刺激を受けたようです!
この投稿には、『知らなんだ!勉強になります』『動物の進化って面白いですね』『ミャクミャク様の化石かと!胃袋興味深いです!』など、はるかさんが展覧会で見たものを通じて伝えた生き物の魅力を絶賛するコメントが多く寄せられました。SNSを通じて生き物の不思議を知るというのも、とても楽しいものですね。
はるかさん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供:Xアカウント「はるか|動物園水族館巡り獣医師」さま
執筆:orion
編集:もふたん編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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