パンダのしっぽは何色?知らなかった「黒」のウソと「白」の真実

雑学

パンダのしっぽは何色?

黒と白のカラーリングに愛らしい顔つきのパンダ。可愛い仕草も相まって国民的な人気を誇る動物です。テレビなどでもよく見かけますよね。

ここで問題です。パンダのしっぽは何色でしょう?恐らく多くの方が「黒」と回答されるのではないかと思いますが残念ながら不正解。正解は白色です。

今回はパンダのしっぽに関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、パンダのことがもっと好きになることでしょう。

パンダのしっぽは「白色」

前述したとおり、パンダのしっぽの色は「白」赤ちゃんの頃から大人パンダになるまで、一貫して白色のまま。例外の個体はいないそうです。

それではなぜ、パンダのしっぽは黒色というイメージがあるのか?理由は諸説あるそうですが、考えられているのは以下の通り。

  • 情報不足で誤ってパンダのぬいぐるみのしっぽを黒にしてしまった
  • 日本最古のパンダキャラクター「ルネパンダ」のしっぽが黒かったから

それぞれ詳しく解説していきます。

誤ってしっぽが黒いパンダのぬいぐるみを作ってしまった説

日本でパンダブームがはじまった1972年ごろ、当時は現在と異なりインターネットなどは発達していませんでした。そのため、パンダに関する情報も不足していたとされています。そのころのおもちゃメーカーはパンダ人気に乗ろうと、パンダのぬいぐぬみの製作を手がけていたそうですが、その際、情報不足でパンダのしっぽを黒にしてしまった…という説がひとつめ。

ルネパンダの影響説

もう一つの説はパンダをより可愛くするため意図的にしっぽを黒くしたという説。1971年ごろ、ロンドンの動物園でパンダを目撃したクリエイターの内藤ルネ氏は帰国してすぐにパンダのイラスト化を開始したそうです。

その際、誕生したのがしっぽが黒い「ルネパンダ」。日本最古のパンダイラストと言われています。ルネパンダのしっぽが黒い理由は、可愛く仕上げるため。当時の原画にはしっぽが白いルネパンダも描かれていたので、内藤ルネ氏はパンダのしっぽが白いことを知っていたことが伺えます。知らなかったわけではなく、しっぽが黒い方が可愛いため、あえて黒く着色したといわれています。

恐らくですが、このルネパンダのイメージが強く多くの方が「パンダのしっぽは黒」と勘違いしてしまったのでしょう。

パンダを見かけたら今回の雑学を思い出してみよう

今回の雑学を振り返ってみましょう。パンダのしっぽの色は白ですが、一部の方はパンダのしっぽ=黒色というイメージを持たれている方も多いそうです。その理由は昔販売されていたパンダのぬいぐるみのしっぽが黒色だったからという説と、日本最古のパンダキャラクター「ルネパンダ」のしっぽが黒いから、という説が考えられます。

今回の雑学、動物園やテレビなどでパンダを見かけたとき思い出してみてください。

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