『ヤシの実』と『ココナッツ』の違いとは?意外と知らない南国フルーツの真実!

雑学

『ヤシの実』と『ココナッツ』

「ココナッツ」と「ヤシの実」、どちらも南国の果実をイメージさせる名前ですが、実は違うものなのでしょうか?それとも同じものを指しているのか?気になりますよね。

今回は「ココナッツ」と『ヤシの実』に関する雑学をお届け。最後までお読みいただくと、ココナッツとヤシの実について詳しくなれることでしょう。

そもそも「ココナッツ」とは

ココナッツとは、「ココヤシ」というヤシ科の木に実る果実のこと。ココヤシは最大で30メートルもの高さに成長し、幹の先端には長さ5メートルほどの大きな葉が広がっています。その先に実るのが「ココナッツ」。熟すと30センチほどの楕円形になり、硬い殻と厚い繊維に覆われています。

ココナッツは利用価値が高く、食材としてだけでなく、油や繊維など幅広い用途で活用されるため、世界中で広く流通しています。

余談ですが「ココナッツ」という名前の由来は、スペインやポルトガルの商人がインドでこの実を初めて見た際、殻の見た目が笑った猿の顔に似ていると感じたことから、「ココ(猿)」というスペイン語・ポルトガル語と、「ナッツ(種実)」を組み合わせて名付けられたと言われています。

一方『ヤシの実』とは

「ヤシの実(椰子の実)」とは、一般的には「ココナッツ」のことを指します。実際に英語で表記すると“coconut”となるため、「ヤシの実=ココナッツ」と考えて問題ないでしょう。

ただし、厳密に言えば「ヤシの実」はヤシ科の植物に実る果実全般を指す言葉です。その中でも特に知られているのが「ココヤシ」の実であり、これが「ココナッツ」と呼ばれています。つまり、すべてのヤシの実がココナッツというわけではありませんが、一般的には「ほぼ同じもの」として扱われています。

結局『ヤシの実』と『ココナッツ』は同じもの?別物?

「ココナッツ」と『ヤシの実』が、同じものかどうか。より分かりやすく解説します。結論、基本的な扱い方はココナッツ=ヤシの実で問題ありません。というのも、ヤシの実の中で一番有名で利用価値が高いのがココナッツです。代表的なヤシ科の植物といえます。そのため、ココナッツとヤシの実はほぼ同じものとして扱われることが多いです。

ただ、厳密にはココナッツとは数あるヤシの実の中のうちの一種類。ヤシの実には、ココナッツの他にもアブラヤシやサトウヤシなどの種類があります。つまり、ココナッツはヤシ科の植物のひとつに過ぎないのです。

また、日本ではココヤシの果実について、収穫前の緑色のものを「ヤシの実」、成熟して食用として使われるものを「ココナッツ」と呼び分けるケースもあります。

ココナッツとヤシの実を見かけたら今回の雑学を思い出してみよう

今回の雑学を振り返ってみましょう。ココナッツ」とは、ヤシ科の「ココヤシ」に実る果実で、食材や油、繊維として広く利用されています。一方、「ヤシの実」はココヤシの実を指すことが多いですが、厳密にはヤシ科の植物全般に実る果実を指します。日本では、緑色の未熟な果実を「ヤシの実」、成熟した果実を「ココナッツ」と呼び分けることがあります。

結論として、ココナッツとヤシの実はほぼ同じものとして扱われますが、厳密にはココナッツはヤシ科の一部に過ぎません。

今回の雑学、ココナッツやヤシの実を見かけたときにでも思い出してみてください。

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