我が子の思い出の品をたまたま見つけ、大きくなった子どもを想い、懐かしい気持ちで見返すことはよくあるもの。ところが、投稿主さんが発掘した息子さんの「読書感想文」は、そんなほっこりさとは一味違う楽しい気持ちを思い出させてくれる一品だったようです!
X(旧Twitter)に投稿された斬新すぎる読書感想文の写真は、971万回以上も表示され、7.8万いいね!が寄せられるほどの大反響を呼びました。
長男の読書感想文でてきた。「っ」で文字数稼ぎまくってて、天才かと思った。
「とっっっっっっっっっっても、めっっっっっちゃくっっっっっっっちゃ楽しかったです」 pic.twitter.com/D1EKBk8ehw
— 斉藤 ナミ|エッセイスト (@nami5711) May 28, 2023
我が子の読書感想文にこぼれる笑い
投稿主の斉藤さんはある日、小学校1年生だった頃に長男が書いた読書感想文を発見しました。小学校1年生と言えば、文章の書き方を本格的に学ぶ前の学年。そのため、息子さんが書いた読書感想文は、オリジナリティにあふれる独特なものに仕上がっていたようです!
原稿用紙を見てみると、そこには1マス1マスにぎっしりと書かれた幼い子どもらしい文字が。しかし、息子さんの文章は、大人が考える感想文とはまったく異なる様相を呈していました。
小学校1年生のため、漢字が少ないのは当たり前のこと。それだけではなく、「めいろがすっっっっっっっっっっっごくたのしいし、…」と、明らかに小さな「っ」にあふれていたのです。
天才的すぎる文字数稼ぎの仕方
他にも、「とっっっっっっっっっっても、めっっっっっちゃくっっっっっっっちゃ…」など、「とても」「めちゃくちゃ」を小さな「っ」を入れることで数十文字にわたり表現する独特なセンス!
文字数稼ぎの方法としては、句読点を増やす、知っている漢字をひらがなで書くなどが一般的ですが、これはなかなか天才的と言わざるを得ません。
とは言ってもまだ小学校1年生ですから、当時の息子さんはこの小さな「っ」に、読んだ本がとても楽しかった・面白かったという気持ちを込めていた部分もあるのでしょう。先生には普通に怒られてしょんぼりしてしまったそうですが、まだ読書感想文の書き方を詳しく勉強していない幼い子どもならではの面白いアイデアの1つでした。
ちなみに、この読書感想文には、ひらがなの「く」を3マスにわたって書いている箇所も。これはさすがに明らかな文字数稼ぎでしょうか…。ただ、インパクトあふれる3マス分の大きな「く」にも、もしかしたら本の内容に対する息子さんのいろいろな気持ちが込められていたのかもしれません。
日常にあふれるユーモアのセンス
読書感想文を書いた頃から数年後、成長した息子さんは、あるクリスマスにもそのユーモアのセンスを発揮してくれました。斉藤さんのお家では、「欲しいものを手紙に書いてフィンランドに送るシステム」を採用していたのですが、小学校高学年ともなればさすがに「なんでサンタは日本語わかるの?本当なの?」と疑いを持ってしまったそう。
母親である斉藤さんがとっさに「毎年私がGoogle翻訳でフィンランド語に書き直してた」と伝えると、それを聞いた息子さんが翌朝差し出してきたのは…。
なんと自らGoogle翻訳を使って仕上げたサンタさんへの「欲しいものリスト」!さらには、「今まで手間をかけたね」と大人顔負けの一言を発して渡してくれたというのですから、その賢さと言葉選びのセンスには脱帽です。
そんな長男さんは、ふとした時に母親への優しさを見せてくれる子に成長しています。ひなまつりの日に斉藤さんが「男ばっかりで全然祝う感覚がない」とぼやくと、「ママ、女の子おめでとう」と花束をくれたそうで、心配りの仕方もとっっっっってもおしゃれなのでした♪
息子さんの思い出の読書感想文を紹介した投稿には、『これは、、、天賦の才を感じます』『考えたなぁww』『天才すぎます!そしてめっっっっっっっちゃ楽しかったんだなって伝わってきますねw』『自分先生だったら怒る前に笑うw』など、大絶賛のコメントがたくさん寄せられています。
息子さんにはぜひともそのアイデアを生み出す力を大切にし、楽しい子ども時代を送ってほしいものですね♪
斉藤さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供:Xアカウント「斉藤 ナミ|エッセイスト」さま
執筆:orion
編集:もふたん編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。