トイレットペーパーを三角折りにする理由
みなさんはホテルや飲食店などのトイレに入ったとき、三角折りにされたトイレットペーパーを目にしたことはありませんか?何のためにわざわざ三角に折っているのか?気になる方も多いはず。今回はそんなトイレットペーパーの三角折りがどうして始まったのかその起源を紹介します。
清掃完了の合図説
トイレットペーパーを三角折りにしはじめた理由として、最も有力であるとされているのが「清掃完了の合図」。ホテルの従業員がトイレ清掃を行っていることを宿泊客に伝えるために、トイレットペーパーを三角形に折り畳んだのがはじまり、とする説です。部屋の利用客に対して歓迎の意を伝えると同時に、他の従業員に対しても清掃済みであることを伝えるサインとして機能していたとされています。
現在においても、清掃完了の合図としてトイレットペーパーを三角形に追っているお店や宿泊施設は多いでしょう。
ホステスが客を楽しませるために始めたという説
次に挙げられるのが、銀座のホステスがお客さんを楽しませるために「逆富士山」を意識して折ったのがはじまりという説。1960年代の銀座で働いていたホステスさんがお客さんをおもてなしするためにトイレットペーパーを三角折りしたという話です。
ただ、残念ながらこの話は裏付けする根拠や証拠がない模様。もしかしたら本当かもしれませんが噂話程度に捉えておくのが無難といえる説です。
ファイヤーホールド説
最後に紹介するのは、アメリカの消防士が考案したという説。はじめに断っておくと、この説は結果的にガセネタであることが明らかになっています。ただ、面白い説ではあるのでここでも紹介しておきます。
ファイヤーホールド説とは、アメリカの消防士が緊急出動に備えてすぐにトイレットペーパーを取り出せるよう三角折りをしたのがはじまり、とする説。
説得力がある話ですが、後にテレビ番組の取材でアメリカの消防署がこの説を否定したそうです。
三角折りされたトイレットペーパーを見かけたら今回の雑学を思い出そう!
トイレットペーパーの三角折りがいったいどうして始まったのか、その正確な根拠は定かになっていませんが最も有力な説は「従業員がトイレ清掃したサイン」。利用客が気持ちよくトイレを利用するための配慮だったという話です。また、他従業員に対する情報共有の役割もあるようです。
今回の雑学、三角折りのトイレットペーパーを見かけたら、ぜひ思い出してみてください。
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