招き猫は上げている手で意味が変わる
みなさんは、招き猫にいくつか種類があることをご存じでしょうか?右手を上げているか左手を上げているか、招き猫の色が何色かなど様々な要素で招き猫に込められる意味が変化します。今回は、招き猫に関する面白い雑学をお届けします。
右手はお金、左手は人を招く
まずは、招き猫がどちらの手を上げているのかで変化する意味を紹介しましょう。右手を上げている招き猫は「金運上昇」を祈願しています。由来は不明慮なところが多いですが、一説によると昔、多くの人がお金を右手で取り扱っていたから、という説があります。お金を貯めたいときは、右手を上げている招き猫を飾ると金運がアップするかもしれません。
一方、左手を上げている招き猫が呼び寄せるのは「人」。主に人脈を呼び寄せるといわれています。人脈に巡り合ってお仕事を成功させたい人やたくさんお客さんが来てほしい飲食店などは、左手を上げている猫を飾ると、運気が上がるかもしれません。
また、招き猫の中には両手を上げているものもあります。両手をあげている招き猫は、金運と人脈、両方を招き入れると信じられています。少し強欲な招き猫ですね。ただし、反対に両手を上げている姿が万歳(お手上げ)に見えることから、避けるケースもあるようです。人への贈り物としては少々微妙な招き猫かもしれませんね。
招き猫の手の長さでも意味が変わってくる
招き猫が上げている手の高さによっても込められる意味は変わります。
耳より上まで手が伸びている招き猫は「手長」と呼ばれています。手長は「手が長く伸びるほど遠くにある福や大きな福を招き寄せる」と信じられています。
その一方で耳より下までしか手が伸びていないものを「手短」といいます。手短は「身近にある福やささやかな幸せを招き寄せる」といわれています。手短は手長よりも控えめな招き猫なのです。
招き猫は色によっても意味が異なる
招き猫が司る意味は色によっても異なります。代表的な色と意味の組み合わせは下記の通り。
- 白:最も一般的な招き猫。総合的に運気が上がる「開運招福」
- 黒:「魔除け」の効果があると信じられている
- 赤:「健康長寿」のご利益があるとされている
- 金:見た目通り「金運アップ」
人へのプレゼントや室内に飾るように招き猫を用意するときは上げている手だけでなく、招き猫の色も選びたいところです。
今回の雑学を参考に招き猫を飾ってみよう!
今回の雑学をまとめると、右手を上げている招き猫はお金を、左手は人脈を招き寄せると言われています。さらに手の長さや招き猫の色によっても込められる意味や願いは変わると信じられています。
今回の雑学を参考に、招き猫を飾ったりプレゼントしてみてください。きっと招き猫が運気を呼び寄せてくれるはずです。