瞼がないため、魚は瞬きをしない…それが常識のはずの魚の世界。しかし、そんな「普通」の常識には当てはまらない魚もいるようです!
真ん丸な目を持つフグの貴重な瞬きシーンを撮影した動画がInstagramに投稿されると、その可愛さから92万再生を超える反響を呼び、2.9万いいね!が集まりました。
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瞬きできる魚もいるって本当?
動画を投稿したのは、魚の赤ちゃんである「幼魚」を世界で初めて主役として展示している「幼魚水族館」さん。日頃から館内の生き物たちの様子をSNSで発信しており、この日も超・貴重な魚の仕草を紹介してくれました。
それは、サザナミフグというフグの仲間が見せた「瞬き」。実は魚は人間と違って瞼がないため、上瞼と下瞼をくっつけ合う瞬きはできるはずもないのですが、フグの仲間についてはその限りではないのだそうです。
さっそくサザナミフグの瞬きを見てみると…何だかちょっと独特!周囲から眼球の中心に向かって覆い隠すように、ぎゅーっと目をつむっています。
再び目を開けたサザナミフグは、「できてたでしょ?」とでも言うかのような表情。どうやら、人間の瞬きとは少し違いがあるようです。
真ん中にぎゅっと集めるようなフグの瞬き
投稿主さんによると、フグの仲間は筋肉を使って目の周りの皮膚を中心に寄せることで、目をつむるような動きを披露してくれているのだとか。
人間の場合は主に、眼球が乾燥するのを防ぐ役割を果たす瞬きですが、海の中では目的が少し異なり、寄生虫がついたり、障害物にぶつかりそうになった際に、目を守るために行われています。
もう一度サザナミフグの瞬きをよく見てみると、確かに皮膚が収縮するようにむぎゅーっと寄せられており、人間のように上下する瞼の動きで閉じられているわけではありません。
それにしても、目だけでなく、口元まで一緒にぎゅーっとなってしまっているのには、微笑ましくて思わずクスッと笑みがこぼれてしまいます!
瞬き未遂もまた可愛い♪
真ん丸の目がむぎゅ、むぎゅ…と閉じられる様子は、アップにしてついつい何度も見たくなるほどの可愛さ。時には目が閉じ切らず、まさに「瞬き未遂」となっているのも愛らしさ満点です。
むぎゅーっと閉じてはパッと開いて、つぶらな瞳を見せてくれるサザナミフグ。海の中の生き物たちには、まだまだ一般の人間が知らない体の機能があるようです♪
この投稿には、『本当だ!口までギューってなってますね(笑)人間っぽい〜』『コンタクト乾いてきた21時ごろの私』『目がシバシバして来た時の、溜めに溜めた瞬きww』『一生懸命に目を瞑ってる感じがしてかわいすぎます』など、たくさんのコメントが寄せられました。
また、現役のダイバーからも、『えー?!それは知らんかった!』という声が上がっており、いかに貴重な光景を捉えた動画なのかがよく分かりますね!
幼魚水族館さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました。
写真・動画提供:Instagramアカウント「幼魚水族館【公式】〝ごきげんようぎょ🐠〟」さま
執筆:orion
編集:もふたん編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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