女性の勘がよく的中するのは『観察力』のおかげ
「女性の勘」はよく当たる、という話はみなさんもよく耳にするのではないでしょうか?実際に男性の浮気を勘で見抜く女性も多いようです。とても鋭い女性の勘ですが、その主な要因は何だと思いますか?その答えは、ズバリ「観察力」。
女性は男性よりも対象の言動や仕草を細かくチェックし、把握する能力が長けています。そのため、他人がウソをついたとき、いつもと違う要素を鋭くキャッチ。ウソをついているのでは…と見抜けるのです。
例えば、男性が嘘をつくとき、相手から目をそらすことが多いとされています。嘘がバレるかもしれないという不安や罪悪感に耐えられず、自然と目線をそらしてしまうようです。女性はこの一瞬の違和感を見逃さずウソを付いていると見抜くのです。
ちなみに、女性がウソをつくときは男性の逆で相手の目をしっかりと見つめることが多め。女性も内心では緊張しているのですが、その不安から「ばれていないか確認したい」という気持ちが強まり、相手を注視する事が多いそうです。男女でウソをつくときの行動がこんなにも違うなんて面白いですよね。
女性の観察力が発達しているのは脳の仕組み
女性の観察力が発達している要因のひとつは、脳の仕組み。人間の脳には左脳と右脳があり、それぞれ働きが異なります。
- 左脳:論理的な思考や分析、計算を担当
- 右脳:直感やひらめき、記憶力を司る
この左脳と右脳をつなぐところには「脳梁(のうりょう)」という部分があります。女性はこの脳梁の繊維の数が男性よりも多め。そのため、女性は右脳で感じた直感をすぐに左脳で分析し、素早く結論を出せると言われています。つまり、いつもと違うところに気付いたら瞬時に分析し、その理由の可能性を導き出せるのです。
子育てすることも観察力を高めさせた要因
実は女性の勘が鋭い理由には、もうひとつ説があります。
古来より、男性は獲物を狩りに行き、女性は子どもを育てる役割を分担してきました。子ども、特に赤ちゃんは言葉で気持ちを伝えられないため、母親である女性が目の動きや表情からその気持ちを読み取る必要がありました。
こうした背景から、女性はちょっとした仕草や表情から人の気持ちを察する能力が発達してきた、と考えられています。もし、この説が本当だったとしたら子育てしている男性も、勘が鋭くなりそうですね。
女性にウソをつくのは止めておこう
女性の勘が鋭い理由は、右脳と左脳を繋ぐ脳梁(のうりょう)が男性よりも発達しており、直感をすぐに分析できるから。もう一つの理由は昔から意思疎通が難しい赤ちゃんの世話を担ってきた影響で、仕草や表情から気持ちを察する能力が高まったから、とされています。
正直なところ、本当かどうかはまだまだ研究途中の分野。ただ、いずれにせよ不用意に女性に対してウソをつくのは避けた方が賢明みたいです。