実はバナナは『草』!?木じゃないどころか「野菜」だった件について

雑学

身近なフルーツ「バナナ」

バナナといえば、南国の木に実るフルーツというイメージが強いですよね。しかし、実はバナナは「木」ではなく「草」に分類される植物だとご存じでしょうか?見た目からは想像しにくいですよね。

今回は、そんなバナナにまつわる面白い雑学を紹介。知ると思わず誰かに話したくなるトリビアなので、ぜひチェックしてみてください!

バナナは木ではなく「草」

前述した通り、バナナは見た目こそ木のようですが、実は「草」に分類される植物。バショウ科の多年草であり、その幹のように見える部分は「偽茎(もしくは、仮茎)」と呼ばれ、葉が何重にも重なってできています。

その高さは3~10メートルにもなり、まるで立派な木のように見えます。しかし、本物の木とは異なり年輪がなく、茎の組織も柔らかいのが特徴。バナナの茎の80~90%は水分で構成されており、「水をたっぷり含んだ草」ともいえるほど。細かい細胞が積み重なることで水を蓄え、見た目以上の安定感を持っていますが、台風の強風などで簡単に折れてしまいます。

長く述べましたが、改めて結論を述べると「バナナは木のように見えるけれど実は草」という植物なのです。いままでバナナは木から実っていると信じていた方も多いのではないでしょうか?

さらに言うならバナナは正式には「野菜」

もうひとつバナナ=草に関連するトリビアを紹介します。バナナは果物のように思われがちですが、実は「野菜」に分類されます。果物だと信じられていただけに、このトリビアは意外ですよね。

上記で述べた通り、バナナはバショウ科の草本性植物であり、一年で枯れる特徴があります。そのため、「果実的野菜」とも呼ばれ、メロンやスイカ、いちごと同じく農林水産省の分類では野菜に含まれるのです。身近な果物として親しまれているだけにこの事実は驚きですよね。

バナナを食べるときに今回の雑学を思い出してみよう

今回の雑学を振り返ってみましょう。

バナナは見た目こそ木のようですが、実は「草」に分類されるバショウ科の多年草です。幹のように見える部分は葉が重なった「偽茎」で、茎の大半が水分でできているため、強風で折れやすい特徴があります。さらに、バナナは草本性植物かつ一年で枯れるため、農林水産省の分類では「野菜」に含まれ、「果実的野菜」とも呼ばれています。

今回の雑学、バナナを食べるときにでも思い出してみてください。きっと、いつもよりもバナナが美味しく感じられることでしょう。

こんな記事も読まれています

2月9日は『漫画の日』!手塚治虫が築いた漫画の基礎とは?業界への影響を大分析

国旗には使われない色がある!? ピンクと紫が採用されない理由とは