『ブロッコリースプラウト』と『豆苗』
節約志向の家庭でよく見かける「ブロッコリースプラウト」と「豆苗」。どちらも小さい一方で栄養満点、再生栽培できることから人気を集めていますが、実はそれぞれにはちょっとした違いがあります。今回は、ブロッコリースプラウトと豆苗の違いをわかりやすく解説します。
そもそもブロッコリースプラウトとは
ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーの種からわずか数日で芽吹く新芽のこと。発芽して3〜4日ほどで収穫され、手軽に食べられる野菜として人気が高いです。見た目は小さいですが、成長前の段階だからこそ、ビタミンやミネラルといった栄養素をぎゅっと蓄えています。特に「スルフォラファン」という抗酸化作用や体のサビを防ぐ効果が期待されている成分が豊富といわれています。
クセのない味とシャキシャキとした食感で、サラダやにも取り入れやすい点も魅力のひとつです。
それでは豆苗とは?
豆苗(とうみょう)は、エンドウ豆の種から育つ発芽野菜。育て始めてから1〜2週間ほどで収穫できるため、自宅での再生栽培にも向いており、節約志向の家庭でも人気を集めています。
やわらかな葉とシャキッとした茎、ほんのり豆の香りがするのが特徴。炒め物やスープ、和え物など、どんな料理にもなじむ万能食材です。見た目は繊細ですが、栄養はしっかり豊富で、β-カロテンやビタミンCなどの栄養素を含む緑黄色野菜としても注目されています。
ちなみに、豆苗はもともと中国から入ってきた野菜。日本に入ってきたのは1970年代といわれていて、最初は高級中華料理店でしか扱われていなかったそうです。それが今ではすっかり家庭の定番野菜として定着しているなんて、面白いですよね。
まとめ
今回の雑学を振り返ってみましょう。
ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーの種からわずか3〜4日で育つ新芽。抗酸化作用が期待される「スルフォラファン」が豊富に含まれています。味にクセがなく、シャキシャキとした食感でサラダなどに取り入れやすいのも魅力です。
一方、豆苗(とうみょう)は、エンドウ豆から育つ若芽。1〜2週間ほどで収穫できる再生栽培向きの野菜です。やわらかい葉とシャキっとした茎、ほんのりとした豆の香りが特徴。炒め物やスープ、和え物など幅広い料理に使える栄養価の高い緑黄色野菜です。