『バニラオイル』と『バニラエッセンス』
お菓子作りに欠かせない香り高い「バニラ」。しかし、「バニラオイル」と「バニラエッセンス」の違いをみなさん理解できているでしょうか?どちらもバニラの風味を引き立てるために使われますが、その特徴には意外と知られていないポイントが多いものです。
今回は、バニラオイルとバニラエッセンスの違いをわかりやすく解説。どちらを選ぶべきか迷っている方に向けて、最適な使い方を紹介します。
『バニラオイル』とは…
バニラオイルは、バニラの香り成分をオイルに抽出したもの。天然のバニラエキスを使用したものと、人工的に作られた香料を使用したものがあります。天然エキスはバニラビーンズから作られるため非常に高価ですが、近年では人工香料を使った手軽で安価な製品も多く出回っています。
バニラオイルの特徴は、香りが長く続くこと。バニラエッセンスに比べると香りが飛びにくく、加熱にも強いため、クッキーやパウンドケーキなどの焼き菓子に最適です。
ただし、冷やして作るムースやパンナコッタなどには、香りが広がりにくく、少し油っぽさを感じることがあります。
バニラオイルはバニラエッセンスよりも価格が高め。使用量は100gあたり3〜5滴程度が目安ですが、使用するバニラの成分によって価格や香りの強さに差が出ることを覚えておきましょう。
『バニラエッセンス』とは…
バニラエッセンスは、バニラの香り成分をエタノールなどのアルコールに溶かし込んだ製品です。バニラオイルと同じく、天然のエキスを使用したものもありますが、一般的には人工香料を使ったものが多く流通しています。天然エキスは高価なため、市販品では科学的に作られた風味が使われることがほとんどです。
バニラエッセンスは、バニラオイルよりも香りが立ちやすく、最初に強いインパクトを与えます。しかし、アルコールが主成分であるため揮発しやすく、香りがすぐに飛んでしまうのが難点です。
そのため、バニラエッセンスは焼き菓子には向かず、ムースやパンナコッタ、ババロアなど、冷蔵庫で冷やして仕上げるデザートに適しています。
価格はバニラオイルよりも安価。その代わり手軽に手に入れることができます。使用量は100gに対して3〜5滴程度で十分な香りが楽しめますが、使用する成分によって価格や風味に差が出る点はバニラオイルと同様です。
『バニラオイル』と『バニラエッセンス』の違い
バニラオイルは、バニラの香り成分がオイルに溶け込んでいます。一方、バニラエッセンスはアルコールに溶け込んでいます。どちらもバニラ風味をつける目的では同じですが、基材が異なるため、それぞれに特性があります。
バニラエッセンスはアルコールをベースにしているため、加熱すると香りが飛びやすく、焼き菓子には向きません。逆に、バニラオイルは油分がベースであるため、加熱する料理やお菓子にもしっかりと香りが残ります。
今回の雑学、お菓子作りのときバニラエッセンス・バニラオイルを使うときにお役立てください。正しく使い分ければより美味しいお菓子が作れることでしょう。
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