『ミュージックの日』が3月19日になった理由
「ミュージックの日って初めて聞いた」という人もいるかもしれません。実は、毎年3月19日は「ミュージックの日」と呼ばれる記念日なのです。
3月19日という日付には、シンプルだけどちょっとユニークな理由があります。それは「ミュー（3）ジック（19）」という語呂合わせから来ているんです。
この「ミュージックの日」を作ったのは、日本音楽家ユニオンという団体です。彼らがこの記念日を作ったのは1991年。思っていたよりも前からある記念日なのですね。
でも、なぜわざわざそんな記念日を作ったの？と疑問に思う人もいるでしょう。
それにはちゃんと理由があります。日本音楽家ユニオンが目指していたのは、「生演奏の素晴らしさをもっと多くの人に広めること」。さらに、音楽家の地位向上や、日本の音楽文化を広く理解してもらいたいという願いが込められているんですね。
普段、音楽はスマホやパソコンで聞くことが多いかもしれませんが、生演奏って本当に特別なもの。たとえば、ライブ会場で感じる楽器の振動や音の臨場感は、録音された音とは比べ物になりません。
実際に、毎年この時期には日本各地で音楽にちなんだ様々なイベントが開かれています。「ミュージックの日」をきっかけに、地元の小さなライブに足を運んでみる人もいるようですよ。
ただ、「ミュージックの日」はちょっと紛らわしい記念日でもあるんです。似たような名前で「音楽の日」という記念日も存在します。これが別物だということを知らない人は多いのではないでしょうか。
「音楽の日」とは別物！２つの違いを解説
実は、「音楽の日」という名前もよく耳にしますよね。でも、実はこの「音楽の日」は「ミュージックの日」とはまったく別物なんです。
「音楽の日」は、2011年からTBS系列で毎年7月に放送されている音楽特番です。きっかけは東日本大震災で、音楽の力で日本を元気にしたいという願いから生まれました。
一方、「ミュージックの日」は、先ほどお話したとおり、日本音楽家ユニオンが制定した3月19日の記念日です。
この2つの違いを簡単にまとめるとこうなります。
- 日付：「音楽の日」は7月開催、「ミュージックの日」は3月19日
- 主催：「音楽の日」はTBSテレビ、「ミュージックの日」は日本音楽家ユニオン
- 目的：「音楽の日」は震災復興支援が目的、「ミュージックの日」は生演奏の普及と音楽家の支援が目的
こうして見ると、「ミュージックの日」と「音楽の日」は名前は似ているけど、実際は全然違う記念日なんですね。名前が紛らわしいので混乱してしまいますが、これでもう安心です。
海外にもあった！ユニークな音楽記念日
実は音楽にちなんだ記念日は日本だけではありません。世界には、個性的で楽しい音楽記念日がいくつか存在しています。
例えば、フランスでは毎年6月21日を「音楽の日（Fête de la Musique）」として祝っています。この日は、街中の至る所で無料の音楽ライブが開催され、プロからアマチュアまで、誰もが自由に演奏を楽しめる一日なんです。
カフェや路地裏、公園など、街がまるごと音楽のステージになるイメージでしょうか。まるで街全体が巨大なライブ会場になったような賑やかさです。
また、10月1日はユネスコが定めた「国際音楽の日」という記念日でもあります。この日は世界各国で音楽のイベントが開催され、音楽を通じて国や文化を超えた交流が行われています。
このように、音楽を楽しむ文化は世界中に広がっているんですね。「ミュージックの日」も、世界の記念日を知ってみると、また違った見え方がするかもしれません。
音楽の話題が続いていますが、次はミュージックの日にちなんで、少し変わった音楽の雑学を紹介します。音楽がもっと楽しくなるエピソードが盛りだくさんですよ。
『ミュージックの日』にちなんだ面白い音楽雑学
音楽といえば、ちょっと意外なエピソードや、思わず人に話したくなる雑学がたくさんありますよね。ミュージックの日を機会に、そんな音楽雑学をいくつか紹介します。
ベートーヴェンは毎日コーヒー豆を数えていた
音楽史上の巨匠として知られるベートーヴェンですが、実はかなりのコーヒー好きだったという話をご存じでしょうか？
彼はなんと、毎朝コーヒー豆をきっちり60粒数えてからコーヒーを淹れていたそうです。1粒多くても少なくてもダメというこだわりようです。音楽家は繊細で几帳面な性格の人が多いと言われますが、まさかベートーヴェンがこんなところにも完璧主義を発揮していたなんて驚きですよね。
世界最古の楽器は約4万年前のフルート
私たちは日常的にさまざまな楽器に触れていますが、人類が初めて演奏した楽器ってなんだと思いますか？
実は約4万年前のフルートが世界最古の楽器として発見されています。しかも素材は動物の骨でした。現代のフルートとは形も素材もまったく違いますが、太古の昔から人々が音楽を楽しんでいたと思うと、なんだかロマンを感じませんか？
実は「ドレミ」の由来は人の名前
音楽の基本と言える「ドレミ」の音階にも、意外な由来があります。「ドレミ」の名前は、実は「聖ヨハネ賛歌」という古い歌の歌詞から来ているのです。この歌詞の各フレーズの頭文字を取ったもので、その中には人名が含まれていました。歌詞から音階ができるなんて、なんだか不思議ですよね。
音楽をもっと身近に感じることができる、ちょっとしたトリビアでした。
雑談ですぐ話せる短くて面白い音楽小ネタ
音楽の話題は、意外と身近で使いやすいものですよね。雑談中に会話が途切れそうなとき、ちょっとした音楽ネタを挟めば、場の雰囲気がぐっと盛り上がることもあります。
例えば、世界一短い曲はどれくらいだと思いますか？実は、わずか1秒にも満たないんです。驚きですよね。「えっ、今の音なに？」と思っているうちに終わってしまう長さです。
また、「自分は音痴だから歌えない」と嘆いている人に朗報です。専門家によれば、音痴は実は訓練次第で治せるそうなんですよ。カラオケに苦手意識がある人も、少し練習すれば、自信をもって歌えるようになるかもしれません。
さらに、有名なミュージシャンの中には、実は楽譜が読めない人もいます。あの世界的に有名なバンド、ビートルズのメンバーの中にも、楽譜が苦手だった人がいたそうです。才能ある音楽家でも苦手なことがあると思うと、ちょっと親近感がわきますね。
音楽に関する小ネタは尽きませんが、最後に、これまで紹介した雑学の中でも特に人に話したくなるものをおさらいしましょう。
友達に教えたくなる！ミュージックの日雑学のおさらい
ここまでさまざまな音楽雑学を紹介してきましたが、その中でも特にインパクトが強く、人に話したら盛り上がりそうな雑学をもう一度おさらいしましょう。
- 「ミュージックの日」は3月19日で、「ミュー（3）ジック（19）」という語呂合わせ。
- ベートーヴェンは毎朝、コーヒー豆を60粒きっちり数えてコーヒーを淹れていた。
- 世界最古の楽器は約4万年前のフルートで、動物の骨から作られていた。
友達との会話で、こんな自然なやりとりを想像してみてください。
「今日って『ミュージックの日』らしいよ」 「あ、そうなんだ。なんで今日？」 「ミューが3でジックが19なんだってさ」 「あ〜なるほどね。よく考えるなぁ」
こんなふうに、軽い感じで伝えると相手もすんなり受け入れてくれますよね。音楽雑学を知っていると、日常のふとした瞬間に会話が広がります。ぜひミュージックの日を話題にして、友達とのちょっとした雑談を楽しんでくださいね。
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