ガソリンスタンドにあるノズル
車に給油するとき、何気なく選んでいるノズルの色。実は、赤・黄色・緑といったカラーには、しっかりとしたルールがあることをご存じですか?間違ったノズルを使ってしまうと、エンジンに深刻なダメージを与える恐れも……。
今回は、ガソリンスタンドに関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、ちょっぴり物知りになれることでしょう。
セルフのガソリンスタンドのノズルは色が法律で決まっている
セルフ式のガソリンスタンドでは、利用者が燃料を間違えて入れるのを防ぐために、ノズルの色分け(赤・黄・緑)が法律(危険物の規制に関する規則)で定められています。
- 赤:レギュラーガソリン
- 黄:ハイオクガソリン
- 緑:軽油
- 青:灯油
一方で、スタッフが給油を行うフルサービスの店舗など、利用者が燃料の種類を選ばないケースでは、必ずしもその色分けに従う必要はありません。つまり、ノズルの色が厳密に決められているのは「セルフ式のスタンドに限ったルール」だということです。
余談ですが、セルフ式スタンドが解禁された1998年以降、利用者が自分で安全に給油できるように、ノズルの色以外にも様々なルールが整備されました。たとえば、ノズルを握っただけではすぐに給油が始まらず、少し時間がかかることがありますよね。これは、監視スタッフが給油の安全を確認した上でボタン操作をしているからです。
一見、無人のように思えるセルフ式スタンドでも、実は資格を持つスタッフが監視カメラを通して利用者の行動を確認し、トラブルが起きないよう給油の管理を行っているのです。
フルサービスのガソリンスタンドの場合
前述の通りフルサービスのガソリンスタンドでは、ノズルの色の使い分けに明確なルールはなく、各社が独自に決めています。そのため、赤・黄色・緑といった定番カラー以外のノズルを見かけることも珍しくありません。レギュラーは赤で統一されている一方で、ハイオクが緑、軽油が青に設定されているスタンドもあります。
ガソリンスタンドに立ち寄ったら今回の雑学を思い出してみよう
今回の雑学を振り返ってみましょう。
セルフ式ガソリンスタンドでは、燃料の間違いを防ぐためにノズルの色(赤:レギュラー、黄:ハイオク、緑:軽油、青:灯油)が法律で定められています。
このルールはセルフ式に限られ、フルサービスのスタンドでは各社が自由にノズルの色を決めているため、異なる色分けが使われることもあります。
今回の雑学、ガソリンスタンドに立ち寄ったときにでも思い出してみてください。もしかすると、給油が少し楽しくなるかもしれませんよ。