『有名企業の社名の由来』7選 変わった名付けのストーリーや凄すぎる語感センスに驚き

雑学

社名にはいろいろな想いが込められている

世界には数多くの有名企業が存在しますが、その社名を見てみると「どうしてその名前がつけられたんだろう」と思うものはありませんか?

社名自体は誰もが知っているようなものでも、一目では名付けの経緯が分からないものもあり、興味をそそられた経験がある人も多いはず。

今回は、ちょっと変わった命名までのストーリーがあったり、センス抜群な社名の付け方をした有名企業をご紹介します!

有名企業の社名の由来7選

楽天

オンラインショッピングや金融サービス、携帯キャリア事業など幅広い分野に進出している楽天の社名は、かの有名な織田信長も行った「楽市楽座」という経済政策が元になっています。

楽市楽座は、みんなが自由に商売をできるようにした画期的なシステムのこと。そこに、明るく前向きなイメージのある「楽天」を合わせ、「楽天市場」が誕生しました。社名は、この楽天市場からとったものです。

カルビー

かっぱえびせんやポテトチップス、じゃがりこなどのスナック菓子を生み出してきたカルビーは、「カルシウム」のカルと「ビタミンB1」のビーを組み合わせ命名されました。

背景にあるのは、「人々の健康に役立つ商品づくりを目指す」という想いです。その名の通り、こだわりを持ったじゃがいも選びや、野菜や豆を大胆に使ったスナック菓子の開発、フルーツ入りのシリアルの販売などを通じて、多くの人に愛される企業となっています。

花王

国産でも質が悪い石けんか、輸入品で高価な石けんしかなかった頃に、「買い求めやすい価格で高品質の国産石けんを作りたい」という想いから誕生した企業が花王です。

開発した国産石けんは、化粧石けんが「顔洗い」と呼ばれていたことから「カオ石けん」と名付けられましたが、あえて「顔」ではなく「花王」という当て字にしたのだそう。華やかで威厳も感じられる商品名は、そのまま社名に採用されました。

キングジム

文房具などで人気を誇るキングジムは、「事務用品の王様になりたい」という企業目標から、「キング」は王様、「ジム」は事務用品という意味で名付けた社名です。

当初は「キング事務用品」だったそうですが、長いため短縮し、さらには事務をカタカナに変更して語呂よくしているところにセンスを感じます。ただし、最初のうちはボクシングジムと間違えられることもあったのだとか。

クリナップ

住宅設備機器メーカーであるクリナップの社名は、調理台、ガス台、流し台をセットにして開発したシステムキッチンを「クリーンナップトリオ」として野球の打線に例えたことから始まりました。

クリーンナップをそのまま名前に使うのではなく、「クリナップ」と発音しやすく少し変形させている点がとても秀逸です。

ダスキン

創業者の鈴木清一氏が付けようと思っていた最初の社名は、「株式会社ぞうきん」だったそう。

しかし、当時の幹部陣から「恥ずかしい」という反対意見が集まり、ほこりを意味する「ダスト」と、ぞうきんの「きん」を組み合わせた「ダスキン」に変更となりました。何だかクスッと笑みがこぼれてしまうような命名エピソードです。

フマキラー

フマキラーは、「フライ(ハエ)」「モスキート(蚊)」「キラー(殺し屋)」の頭文字を並べて付けられています。本当ならフ「モ」キラーとなるところを「マ」にしたのは、抜群の語感センスのなせる業でしょう。

どんな商品を取り扱う会社なのかを、ストレートに名前で表現しているのも面白いですね。

社名の由来を知ると企業をもっと身近に感じるかも!

今回は、有名企業の社名の由来について7つご紹介しました。この他にも、素敵なエピソードや想いが背景にある企業名はたくさんあります。

社名が付けられた経緯を知ると、何だかその企業を身近に感じることもあるかもしれません。お気に入りのアイテムやサービスがあれば、提供している企業名の由来や意味をぜひ調べてみてくださいね。

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