豚はそんなに太っている動物ではない
まるまるとしたボディが特徴の「豚」。一見して、太っているように見えます。しかし、実際はそこまで太っている動物ではなく、むしろマッチョだと言われています。
今回は「豚」に関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、長年、豚に対して抱いていた勘違いが払拭されることでしょう。
豚は意外とマッチョで強い
豚は意外と筋肉質で力持ちな動物。もし人間が豚と力比べをすれば簡単に引きずられたり、吹き飛ばされたりしてしまうほどのパワーを持っています。
さらに野生の豚は硬い鼻を使って土を掘り返し、地下に根を張る植物を食べています。このおかげで、家畜の個体以上に筋肉が発達。襲われでもしたら大ケガも覚悟しなければならないでしょう。間違っても野生の豚にケンカを売ってはいけません。
豚の体脂肪率は人間のモデル並みに低い
豚の体脂肪率は、野生の個体で体脂肪率は約10%以下、食用で意図的に太らされた豚でも14〜18%程度とされています。
平均的な人間の場合、体脂肪率は成人男性で11〜21%、成人女性だと21〜34%程度です。男性トップアスリートでも体脂肪率が10%を下回ることは珍しいです。豚たちの体がどれだけ引き締まっているのか、よくわかることでしょう。
たしかに豚は見た目が丸々としていますが、そのほとんどが脂肪ではなく筋肉。つまり、すごいマッチョなのです。
余談ですが、これだけ筋肉質な豚たちは足も速め。筋肉が発達している野生の豚は、なんと時速40kmで走れるとか。人類最速のウサイン・ボルト(時速38km)より速いです。ここまでイメージと違うと、すごい驚きですよね。
逆に体脂肪率が高い動物たち
それでは、逆にどんな動物たちが体脂肪率が高いのか?少し気になりますよね。答えはズバリ「南極や北極などに生息している動物たち」です。
- ホッキョクグマ:約35%
- ペンギン:約40%
- アザラシ:約50%
寒い地域に住んでいる動物たちにとって、体脂肪は寒さから身を守るためになくてはならいもの。生き残るために、あえて体脂肪を多くしているので、ただデブとは少し違うのかもしれませんね。
豚を見かけたら今回の雑学を思い出してみよう
今回の雑学を振り返りましょう。デブ、太っていることの象徴として扱われがちな「豚」ですが、実はかなり筋肉質な体の持ち主。体脂肪率は、野生の豚でなんと10%前後とかなり少なめ。一般的な人はもちろん、アスリートもびっくりな低さです。
今回の雑学、豚を見かけたときに思い出してみてください。きっと豚に対する印象が大きく変わることでしょう。