板チョコの溝、実は「割りやすくするため」じゃない!?驚きの本当の理由とは

雑学

板チョコにある溝の役割

板チョコの表面にある「溝」。みなさん、あの溝の役割を「割りやすくするため」と思っていませんか?実際、溝に沿って手でパキッと折れるので、そう思っても不思議ではありません。しかし、実はこの溝、本来の目的は「割りやすくするため」…ではないのです。では、一体何のためにあるのか?気になりますよね。

今回は板チョコに関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、板チョコについて詳しくなれることでしょう。

効率よく冷却するため

板チョコの溝の役割として、まず挙げられるのが冷却の効率化のため。

板チョコは、40~50℃で溶かしたチョコレートを冷やして固めることで作られます。その際、板チョコに溝をつけることで表面積が増え、熱が効率よく伝わりやすくなり、チョコレートが短時間で均一に固まるのだとか。もし、溝がなければ冷却に時間がかかり、生産効率も落ちてしまうみたいです。

ちなみに、均等に冷やされたチョコレートは、なめらかな食感になるとのこと。板チョコの溝は美味しさを引き出すことにも役立っているようです。

型から外しやすくするため

続いて挙げられるのが、板チョコを製造するときの型から取り外しやすくするため。チョコレートは冷却すると収縮する性質があります。固まる過程で体積が減り、型から取り出しにくくなることも。

そこで、役立つのが板チョコの溝。板チョコに溝を入れることで、チョコレートが縮んでも型から取り出しやすくなるのです。溝は収縮した部分に隙間を作り、冷却後の取り出しをスムーズにするのです。

結果的に取り外しの手間が減り、効率的に作業できるのだとか。溝は冷却の効率を高め、型から取り外しやすくするなど、製造過程での生産性を高める役割を果たしているのです。

板チョコを食べるときに今回の雑学を思い出してみよう!

今回の雑学を振り返ってみましょう。

板チョコの溝は、チョコを割りやすくするためのものではありません。製造時に冷却を効率化し、チョコレートが均一に短時間で固まるようにするためのものです。また、溝があることで冷却時に収縮しても型から取り出しやすくもなるのだとか。つまり、板チョコの溝は割ることを目的としたものではなく、製造面での課題を解決するための溝なんです。

今回の雑学、板チョコを食べるときにでも思い出してみてください。もしかすると、いつもよりも板チョコが美味しく感じられるかもしれませんよ。

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