世界で『IQが高い』とされている人物6選 3歳で4つの言語を話し始めた人も

雑学

「IQが高い人」の基準はどれくらい?

IQとは「知能指数」を指す言葉です。一般的なIQの平均値は100前後とされており、人類全体のおよそ70%がここに含まれるのだとか。

そして、IQが110~130となると平均以上の数値として評価される傾向にあります。

さらには、130を超えるほどIQが高い人は「ギフテッド(神様からの贈り物)」と呼ばれたり、全人口の上位2%のみで構成されるかの有名な「メンサ」に入会することも可能です。

IQが高い世界の人物6選

IQが高いとされる人物は、過去から現在に至るまで世界各地に存在します。ここでは、IQが高い人物として有名な6人をご紹介しましょう。

ただし、数値を算出する方法や測定した年齢などにはバラつきがあるため、厳密に順位付けをすることは現在でも難しいようです。

1.ジョン・フォン・ノイマン(IQ:300)

その頭の良さから「火星人」や「悪魔の頭脳を持つ男」とまで呼ばれたジョン・フォン・ノイマンは、ハンガリー出身の数学者。そのIQは推定で300とも言われ、8歳で微分積分を理解してみせたそうです。

また、科学技術の基盤を築いたことでも有名で、現在の生活とは切っても切り離せないコンピューターの発明に関わっています。

2.ウィリアム・ジェイムズ・サイディズ(IQ:250~300)

アメリカ合衆国の数学者であるウィリアム・ジェイムズ・サイディズもまた、幼い頃から神童として知られる有名人。生後18か月でニューヨーク・タイムズ紙を読破し、8歳にしてハーバード大学に入学が可能なレベルの学力を備えていたそうです。

ところが、16歳で大学教授に就任するも、自分よりも年上の生徒たちと上手く向き合うことができず、その後も隠遁生活を送るなど、華々しい表舞台に上がることはありませんでした。

その功績の多くは偽名で活動していたことから詳細が分からず、謎多き天才となっています。

3.テレンス・タオ(IQ:230)

オーストラリアの数学者であるテレンス・タオは、1988年の国際数学オリンピックにおいて、わずか13歳で金メダルを獲得した人物です。この記録は今も破られていません。

数学に関する数々の賞を受賞したテレンス・タオは、31歳となる2006年に数学界では最高の栄誉とされる「フィールズ賞」も獲得しています。

4.クリストファー・ヒラタ(IQ:225)

クリストファー・ヒラタは、13歳という史上最年少の若さで、国際物理オリンピックで金メダルを獲得した天才です。14歳でカリフォルニア工科大学に入学し、22歳の時にはプリンストン大学で専門とする天体物理学で博士号を取得しました。

「天体物理学界の頭脳」とまで呼ばれるようになった彼は、現在オハイオ州立大学で教授を務めています。

5.マリリン・ボス・サバント(IQ:228)

アメリカ合衆国のコラムニストであるマリリン・ボス・サバントは、1985年に存命中の「史上最もIQの高い人物」として一時期ギネス世界記録に載っていた人物です。

さまざまなジャンルの質問や問題にマリリンが答えていくというコラムでは、確率論に関する「モンティ・ホール問題」に関する正解を導き出し、多くの専門家たちをうならせました。

6.キム・ウンヨン(IQ:210)

韓国出身のキム・ウンヨンは、5歳にして英語、フランス語、ドイツ語、日本語の4か国語をマスターしていたそう。そんな天才ぶりを見て、NASAは当時11歳だった少年をアメリカに招きました。

ところが、異国での暮らしに馴染めなかったことで韓国へ帰国。その後は大学の教員になるという夢を追い、現在は大学教授になっています。

IQが高いであろう人物は歴史上にもたくさん!

この他には、レオナルド・ダ・ヴィンチやアルバート・アインシュタイン、キュリー夫人など、学校の教科書に出てくるような人物たちもIQが高い人とされています。

実際のところ、IQは学習能力だけでなく、見たり聞いたりした情報を処理する能力や、目の前の問題を解決する能力など、幅広い能力を総合的に数値化したものを意味しているそう。

IQが高いというのはあくまで特性の1つにすぎませんが、歴史上の有名人とも照らし合わせてみると面白いかもしれませんね。

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