2月27日は『冬の恋人の日』！バレンタイン・ホワイトデーとどう違う？

2月27日『冬の恋人の日』とは？

記念日といえば、バレンタインデーやホワイトデーのように大々的なイベントを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、実はその間にも「恋人たちのための日」が存在します。それが2月27日の「冬の恋人の日」です。

この記念日は、恋人同士が互いの絆を深めることを目的に制定されました。バレンタインデーのように「愛を告白する日」でもなければ、ホワイトデーのように「プレゼントを贈る日」でもありません。むしろ、二人の関係を振り返ったり、お互いの存在に改めて感謝したりする時間を持つことを大切にする日です。

では、なぜこの日が「冬の恋人の日」として制定されたのでしょうか？その背景には、バレンタインデーとホワイトデーの関係性が深く関わっています。

『冬の恋人の日』はいつ、誰が決めたのか？

世の中には、国が公式に制定した記念日もあれば、企業や団体が独自に提唱した記念日もあります。「冬の恋人の日」は後者に分類される記念日で、結婚カウンセラーや恋愛関係の専門家たちによって提案されました。

この日が作られた目的は、バレンタインデーとホワイトデーの間にもう一つの「恋人向けの記念日」を設けることで、恋人同士の関係をより深めてもらうことでした。ただ、企業が商業的に広めたわけではないため、世間一般の認知度はまだ低めです。そのため、「バレンタインとホワイトデーの間にそんな日があったの？」と驚く人も多いでしょう。

しかし、日本にはこうした「知られざる記念日」がいくつも存在します。たとえば、「恋人の日（6月12日）」という記念日があることをご存知でしょうか？これはブラジル発祥の記念日で、日本でも少しずつ知られるようになってきました。また、「いい夫婦の日（11月22日）」は日本独自の記念日として定着しつつあります。

こうした記念日の多くは、カップルや夫婦の関係を深めるために考案されたものです。「冬の恋人の日」もその一つとして、より多くの人に知られる日が来るかもしれませんね。

『冬の恋人の日』できた背景

「冬の恋人の日」という記念日が誕生した背景には、大きく分けて2つの理由があります。一つは、バレンタインデーとホワイトデーの間を埋める記念日としての役割。もう一つは、語呂合わせによるものです。まずは、前者の理由について詳しく見ていきましょう。

バレンタインとホワイトデーの間をつなぐ日

2月14日のバレンタインデーと3月14日のホワイトデーは、日本ではすっかり定着したイベントです。しかし、この2つの記念日の間には、お互いに気持ちを伝える機会がありません。

バレンタインデーでは、女性が男性にチョコレートを贈り、愛を伝えます。そしてホワイトデーには、そのお返しとして男性が女性にプレゼントを贈るという流れが一般的です。しかし、その1ヶ月間は「待つだけ」の期間になりがちで、特にカップルにとっては少し間延びした時間にもなりえます。

この期間を埋める形で誕生したのが「冬の恋人の日」です。恋人同士が互いの関係を改めて見つめ直し、ちょっとした時間を大切にする日として設けられました。バレンタインデーやホワイトデーのような義務感のあるプレゼント交換ではなく、二人の気持ちを確認し合うことがメインとなるのが特徴です。

また、同じように「間を埋める」記念日として有名なのが、「いい夫婦の日（11月22日）」です。これは、結婚記念日として特別な日を設けるのではなく、夫婦がお互いを見つめ直す機会を作ることを目的としています。「冬の恋人の日」もそれと似た性質を持つ記念日と言えるでしょう。

語呂合わせの「きずな（2・27）」

日本の記念日は、日付の語呂合わせによって決められることがよくあります。「いい夫婦の日（11月22日）」や「猫の日（2月22日）」など、数字の並びを活かした記念日は数多く存在します。「冬の恋人の日」も、まさにその流れで制定されたもののひとつです。

「2・27」という数字の組み合わせが「きずな」と読めることから、「恋人同士の絆を確かめる日」として提唱されました。「きずな」という言葉は、単なる恋愛感情だけでなく、信頼や支え合いといった深い意味を持ちます。そのため、「冬の恋人の日」は一時的な感情ではなく、二人の関係を改めて大切にすることを目的とした記念日となっているのです。

ちなみに、日本では語呂合わせで制定された恋愛関連の記念日がいくつもあります。例えば、「恋人の日（6月12日）」はブラジル発祥の記念日ですが、日本では「612＝む（6）つ（1）み（2）」という解釈もされています。また、「いい夫婦の日（11月22日）」は「1122＝いいふうふ」と読めることから生まれました。

このように、日本では「記念日＝語呂合わせ」の傾向が強いですが、それが人々の間に浸透しやすい理由のひとつにもなっています。

では、そんな「冬の恋人の日」は、実際にどれくらい知られているのでしょうか？

『冬の恋人の日』はどのくらい知られているのか

記念日というのは、世間に広く知られてこそ価値があるものです。「冬の恋人の日」は、バレンタインデーやホワイトデーのように全国的なイベントとして定着しているのでしょうか？

世間での認知度

残念ながら、「冬の恋人の日」はまだそれほど認知されているとは言えません。Googleの検索トレンドを見ても、2月27日が近づいても検索数が急増するわけではなく、「2月27日なんの日？」という検索の一部として知られる程度です。

また、企業が積極的にこの記念日を活用していないことも、認知度が上がらない要因のひとつです。バレンタインデーはチョコレート業界が広め、ホワイトデーは製菓業界が支えているため、商業的な広がりがあります。しかし、「冬の恋人の日」には特定の商品やキャンペーンがないため、まだ大規模なプロモーションは行われていません。

ただし、日本にはもともと「知られざる記念日」が多く存在し、それらの中には後から注目を浴びて定着したものもあります。例えば、「いい夫婦の日」も、最初はそこまで有名ではありませんでしたが、結婚情報誌や自治体の取り組みによって知名度が上がっていきました。「冬の恋人の日」も、これからの広がり次第では、カップルの間で定着していく可能性があります。

では、最近の動向として、どのように広まりつつあるのでしょうか？

SNSでの広がり

「冬の恋人の日」はまだ全国的に広まっているとは言えませんが、近年ではSNSを通じて少しずつ認知度が上がりつつあります。特にカップル向けのイベントやデートスポットを紹介するインフルエンサーの間で、「#冬の恋人の日」というハッシュタグが見られるようになってきました。

バレンタインデーやホワイトデーのように大規模な商業イベントにはなっていないため、SNSのような個人発信の場がこの記念日を広める主な手段になっています。実際、InstagramやX（旧Twitter）では、2月27日前後に「#冬の恋人の日」のタグをつけた投稿が増え、カップルが記念日を意識している様子がうかがえます。

また、最近では「記念日＝SNS映えするイベント」として認識される傾向が強いため、「冬の恋人の日」を意識してデートを計画する人も増えているようです。たとえば、カフェで特別なスイーツを注文して写真を撮ったり、イルミネーションスポットで二人の記念写真を撮影したりと、SNSを活用した楽しみ方が広がりつつあります。

こうした流れを受け、「冬の恋人の日」がカップル向けの隠れた記念日として定着する日も遠くないかもしれません。では、この記念日はどんな風に話のネタとして使えるのでしょうか？

知ってるとちょっと面白い？冬の恋人の日の話題性

ハートを持つ男女

日本にはたくさんの記念日がありますが、その中でも「知る人ぞ知る記念日」ほど話のネタになるものはありません。「冬の恋人の日」も、今のところはあまり知られていないため、ちょっとした雑談のきっかけにぴったりです。

知っているだけで雑学になる

「2月27日は何の日？」と聞かれて、すぐに答えられる人は少ないでしょう。そのため、「実は『冬の恋人の日』っていう記念日があってね…」と切り出すだけで、会話が弾む可能性があります。特に、恋愛に関心がある人やカップル同士の会話では、「そんな記念日があったんだ！」と驚かれること間違いなしです。

また、日本には他にも意外な記念日がたくさんあります。「恋人の日（6月12日）」や「夫婦の日（2月2日）」など、恋愛や結婚に関連する記念日を並べて話すと、さらに雑学としての面白さが増します。

この記念日がもっと世間に知られるようになれば、将来的には「バレンタインデーとホワイトデーの間にもう一つのイベントがある」という認識が広がるかもしれませんね。

「冬の恋人の日」ならではの楽しみ方

「冬の恋人の日」は、決まったプレゼントを贈る日ではないため、自由な楽しみ方ができるのが魅力です。二人だけの特別な時間を過ごすのにぴったりな日として活用してみるのも良いでしょう。

たとえば、次のような楽しみ方があります。

思い出を振り返る：
バレンタインやホワイトデーほどのイベント感はないので、静かに二人の関係を振り返る日として活用するのもおすすめです。付き合い始めた頃の写真を見返したり、初デートの場所を再訪するのも素敵ですね。
ささやかなサプライズ：
大げさなプレゼントを準備する必要はありませんが、手紙や小さなメッセージカードを用意するだけで特別な日になります。普段は恥ずかしくて伝えられない気持ちを言葉にする良い機会かもしれません。
冬ならではのデートを楽しむ：
2月末はまだ冬の寒さが残る時期なので、イルミネーションや温泉デート、こたつでまったり映画鑑賞など、寒い時期ならではの楽しみ方もアリです。

このように、「冬の恋人の日」は特定のルールがないぶん、自分たちで自由に過ごし方を決められるのが特徴です。まだあまり知られていない記念日だからこそ、二人だけの特別な時間を演出するのにぴったりな日なのかもしれません。