世界の変わったアルバイト6選 まさかの『愚痴を聞くだけの仕事』も…

雑学

世界にはちょっと不思議なアルバイトが!?

日本だけでなく、世界各国に目を向けてみると、人の暮らしを支える変わったアルバイトがたくさんあるのをご存じですか?

特殊なスキルがいるものから、タイミングさえ合えば誰でもチャレンジできるものまで、その種類はさまざまです。

ここからは、日本や海外の少し変わったアルバイトの世界を覗いてみましょう。

世界の変わったアルバイト6選

1.葬儀に参列して泣く

中国や韓国、台湾といったアジアを中心に、お葬式の時に雇われる「泣き女(泣き屋)」は、葬儀の最中に盛大に号泣するのが仕事です。

儒教の教えが根付く地域では、故人を悼む人が多ければ多いほど徳が高くなるという考え方があったり、泣き女の涙を見た遺族や参列者がつられて泣けるようになったりと、雇うメリットはいくつかあるそう。

泣き女として雇われる人は、報酬となるお米の量によって、泣き方の派手さも変化させると言います。近年は報酬がお金のパターンもあり、中国では1回あたり3000円程度ともされていますが、はっきりとした料金体系は明らかになっていません。

2.愚痴を聞いたり人生相談にのる

誰かの愚痴を聞いたり、人生相談にのるというアルバイトもあります。最も多いのは電話を通じたやり取りで、10分で数百円~など時給はさまざま。

プロのカウンセラーではないため、あくまで誰かが話したいことを受け止めるだけです。インターネット上の掲示板サイトなどで依頼を受ける人もいて、会話スキルの高い人ほど人気が集まりやすいようです。

3.結婚式への参列やお墓参りを代行する

結婚式・披露宴に出席する人の数合わせや、お墓が遠方にあったり、高齢になったことで管理が難しいという人の代わりを務める仕事もあります。

どちらも日当は5000円~1万円ほどが相場となり、結婚式ではおいしいお料理をいただけたり、幸せな気持ちを分けてもらえるため、やってみたい人は多いのだとか。

お墓参りの代行は、周辺をキレイにしてから依頼者に終了報告を送るのが基本で、てきぱきと済ませられる人なら時給に換算すると割の良いアルバイトとなります。

4.ベッドで寝続ける

「宇宙医学」の観点から行う実験アルバイトの内容は、ひたすらベッドで寝続けること。

無重力となる宇宙空間では足に血液が巡りづらくなるため、こういった仮の状況をつくって人体への影響を確かめるそうなのですが、寝返りはOKでも自由に起き上がったりお風呂に入ることはできず、食事やトイレもすべてベッドの上となります。

期間などによって協力費は異なりますが、日本で行われたものでも、およそ2週間で40万円近くの報酬をもらったケースがありました。

5.リンゴの木を見続ける

ニュージーランドでは、リンゴの木を見続けるという職務内容でアルバイトが募集されていたことがあります。週6日、休憩はあるものの朝8時~夜8時までとやや拘束時間が長く、時給は15.75ドル(現在の日本円に換算すると約1368円)。

農園を回りながら収穫後のリンゴの木に病気(腫瘍)が出来ていないかを確かめる、体力がある人向けのアルバイトです。

6.ダチョウのベビーシッターをする

南アフリカには、ダチョウの赤ちゃんを見守るシッターがいます。ダチョウは神経質なところがあり、ちょっとしたきっかけで家族ごとパニックに陥ることも少なくないため、赤ちゃんの安全を守る目的で募集されることがあるようです。

時給は20ドルほどだそうですが、ダチョウのキック力などを思えば、万が一の時のシッター側の安全確保もなかなか大変そうですね。

変わったアルバイトはとってもレア!

一風変わったアルバイトは、見つけることができたらラッキーなものがほとんどです。体験した人にはぜひ話を聞いてみたくなる面白いものもあり、世界の事情によっていろいろな仕事が生まれるのだなぁと感心してしまいますね。

ただし、中には「割に合わない!」と思うようなアルバイトも存在するので、応募する時には内容をよく確かめてから挑戦してみてください。

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