寺でお経を唱える住職の周りを見てみると…まさかの仏像が『空中浮遊』する様子に驚きの声続出「近未来感すごすぎる」と218万再生

話題

Instagramに投稿されたのは、とある仏師が考え抜いた末に生まれた仏様にまつわる斬新な光景。

極楽浄土から阿弥陀如来がお迎えに来るという「来迎」をドローンを使って再現してみると、動画は218万再生を超える反響を呼び、7.7万いいね!が寄せられました!

仏師の周りに浮かぶのは…

動画の投稿主は、京都で仏像彫刻、仏像修復、仏像彫刻教室の開催をしている仏師の「三浦耀山」さん。龍岸寺というお寺で住職の池口龍法さんを撮影した動画には、なかなか思いつくことがないまさかの光景が広がっていました。

この日の池口さんは、仏像の前に座り、お経を唱えていたのですが…気になるのは、その周囲で空中をふよふよと漂う物体。

阿弥陀如来像の前に座る池口さん

空中に浮かんでいるのは…?

”ジーッ…”という音を立てながら池口さんの目の前を飛び交っていたのは、何とドローンでした!しかも、そのドローンの上には、小柄なサイズの仏像が1体ずつ乗っています。

まさかのドローンの数々!

よく見ると、ドローンの上には小さな仏様

池口さんの背後にある大きな阿弥陀如来像と同じく金色の輝きを放ち、何とも神々しい姿を見せる仏像の数々が宙に浮いているのは、いったいなぜ…。

仏教の「来迎」を再現

実はこの不思議すぎる光景を考えついたのは、三浦さん自身です。床に置いたQRコードを読み込ませることでドローンのプログラミング飛行を行い、仏像を飛ばしたのは、仏教における「阿弥陀聖衆来迎」を表現したかったからなのだそう。

床面にはプログラミング飛行用のQRコード

来迎(らいごう/浄土宗ではらいこう)とは、阿弥陀如来を一心に信じる人々の臨終の際に、雲に乗った阿弥陀如来と聖衆(菩薩衆)が雅楽の調べに乗って現れ、極楽浄土へ導いてくれるというひとつの教え。

古くから「来迎図」として多くの絵画でも残されてきたその光景を、ドローンを使うことで立体的に表現できないかと試みたものだったのです。

「来迎」を表現したくて思いついたもの

決して冗談で始めたわけではなく、仏師としての想いがあってのもの。そうして最新の技術を活かしながら浮かぶ仏様たちは、まるで本当に極楽浄土へ導くかのように、上空へ向かって動いていきます。

宙に並んだドローン仏

1体、また1体と上空へ

進化した光景に驚きの声!

これぞまさに、驚きの進化を遂げた現代ならではの来迎。初めて見る人ならば、「ドローン仏」に度肝を抜かれること間違いなしです。

池口さんの周りで右に左にと編隊を組みながら動く仏様たちには衝撃を受けますが、これをきっかけに仏教や仏像に興味を持ってもらうこともあるかもしれません。

編隊を組みながら動く様子にびっくり!

進化を遂げた仏様たち

現に、この動画を見た人たちからは、『こ、これは…(笑)時代の変化恐るべし』『進化が素晴らしい♡』『ドローンを知らない人が見たら、特別な力だ!って思いそう』『修行してなかったらこの光景の中念仏忘れちゃうよ…』『すげー!(笑)パワーを振りまいてもらえてる気がする』など、多くのコメントが寄せられました。

三浦さんにとって、ドローン仏は他に類を見ない新たな挑戦のひとつ。本来の来迎の光景により近づけるような表現の仕方を、絶賛模索中です!

三浦さん、池口さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!

写真・動画提供:Instagramアカウント「Youzan Miura 仏師 三浦耀山」さま
執筆:orion
編集:もふたん編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。

こんな記事も読まれています

『ニート』と『無職』の違いとは?意外と知らない定義を徹底解説!

大学で飼育している『クジャク』の運搬方法を撮影した結果…驚異のバランス力とお利口な姿が234万表示「シュールな光景w」