『ペンライト』と『サイリウム』
ライブやコンサートでおなじみの「ペンライト」と「サイリウム」。どちらも観客が振って応援するアイテムですが、その違いを正しく説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか? 実は、この2つの違いは「光の発生方法」にあります。
今回はペンライトとサイリウムの違いを解説。最後までお読みいただくと、ライブなどのイベントのときに役立つかもしれませんよ。
『ペンライト』とは…
ここでいうペンライトとは、手に持って使う棒状の照明具。ライブやコンサートで観客が振って楽しむアイテムです。電池を使用し、電気の力で発光するため、明るさや色を自由に調整できるのが特徴。近年ではLEDを搭載したものや、多色に切り替えられるモデルも登場し、より演出の幅が広がっています。
特に日本のアイドル文化や音楽ライブでは、壇上のアイドルやアーティストとファンとの間に一体感を生み出す役割を担っています。
『サイリウム』とは…
一方、サイリウムもアイドルのイベントや音楽ライブなどでファンが応援に使う発光アイテムの一つ。「ケミカルライト」とも呼ばれ、内部の薬剤が化学反応を起こすことで光を放ちます。
使う際は中のガラス管をポキッと折って発光させる仕組みで、一度光り始めると数時間持続しますが、使い切りタイプのため再利用はできません。
『ペンライト』と『サイリウム』の違い
ペンライトは電気を使って発光するため、明るさや色を自由に調整できるのが特徴です。電池を使用することで繰り返し使えるため、長期間の使用を考えるとコストパフォーマンスに優れています。
一方、サイリウムは「ケミカルライト」とも呼ばれ、化学反応によって光を発する使い捨てタイプのアイテムです。本体を折ることで内部の薬剤が混ざり、発光が始まります。一度点灯すると明るさは徐々に落ちていき、色の変更もできません。再利用はできませんが、手軽に使えるため、一時的に光り物が必要な場面では便利です。
『ペンライト』『サイリウム』を正しく使い分けよう
今回の雑学を振り返ってみましょう。
ペンライトは電池を使って光る棒状の照明で、色や明るさを調整でき、繰り返し使用可能です。特にアイドルライブなどでファンとの一体感を生むアイテムとして定着しています。
一方、サイリウムは化学反応によって発光する使い捨てのライトで、一度折ると数時間光り続けますが、再利用や色の変更はできません。手軽に使える点が特徴です。
今回の記事を参考に、ペンライトとサイリウムそれぞれを正しく使い分けましょう。