『ボウリング場で貸し出している靴がダサい』のには理由があった!?派手すぎる色が置いてある意外なワケとは

雑学

ボウリングの靴は派手でダサい?

ボウリング場に行った時には、シューズをレンタルしてプレイした経験がある人がほとんどではないでしょうか?しかし、レンタルシューズを履いてみて思うのは、「もっとオシャレなデザインだったら良いのになぁ…」ということ。

実際に、ボウリング場でレンタルできる靴の大半は、無骨なデザインである上に派手な色合いをしています。

この世にはたくさんのオシャレな靴があるにも関わらず、いったいどうして「ダサい」レンタルシューズばかりなのか…。そこには、まさかの理由が隠されていました。

ボウリング場の靴がダサいまさかの理由

日本でボウリングがブームとなったのは、1970年代のことです。当時は自分でボウリングを楽しむことだけでなく、テレビに登場するプロボウラーに熱狂的なファンがついたり、ファッションを真似したりする人が続出するほど大人気となっていました。

しかし、ボウリングが流行すると同時に問題になったこともあります。それは、ボウリング場でレンタルシューズの盗難が相次いだことです。

レンタルシューズ1足と言っても、続けて何足も盗まれてしまえば、靴の補填をするボウリング場にとっては深刻な打撃となりかねません。

そこでボウリング場側が考えたのは、レンタルシューズをあえてダサくして、「こんな靴のデザインなら盗みたくない」と思わせることだったのです。

結果的に、この作戦は大成功!野暮でかっこ悪いデザインと派手な色合いが、「盗難」というボウリング場での犯罪を抑え込んでくれたのでした。

自分専用のボウリングシューズを持ち込むメリットは?

けれども、頻繁にボウリングをしに通う人なら、足元から楽しい気持ちを盛り上げていきたいと思うのは当然のことです。そんな人におすすめなのは、レンタルシューズでプレイするのではなく、「マイシューズ」を持参すること。

ここからは、ボウリング場でマイシューズを使うメリットについて確認してみましょう。

ボウリングがプレイしやすくなる

まず第一に挙げられるメリットは、靴の「機能面」を底上げして得点アップを狙えるというものです。基本的に、ボウリングシューズは右利き用と左利き用で靴底の仕組みが大きく違います。

例えば、右手でボールを投げる人のマイシューズなら、蹴り足となる右足の靴底は滑りにくく、最後にスライドさせる左足の靴底はなめらかに滑るようになっています。

ところが、レンタルシューズは誰でも使えるように両足ともほど良く滑る構造になっていて、助走が不安定になったり、フォームが崩れやすくなりがちです。もしも「もっとボウリングが上手くなりたい」と思っているのであれば、マイシューズを持つと良いでしょう。

トータルのコストが安くなる

ボウリング場でシューズをレンタルすると、1回につき数百円ずつかかるのが普通です。1年に数回などたまに行く程度であれば問題ないかもしれませんが、ボウリング場を訪れる回数が増えるほど、靴にかかるコストは思いのほか高くなってしまいます。

ボウリング用のシューズは、一般的なものであればそこまで高いものではないので、いっそのこと購入してしまった方がトータルで見るとコストが抑えられることも少なくありません。

衛生的な靴を毎回使用できる

レンタルシューズは、基本的に不特定多数の人たちで使いまわします。ボウリング場では、使い終わったものに除菌・消臭作業を行ってはいますが、衛生面が気になる人はマイシューズを持っていく方が気兼ねなく使えるでしょう。

ボウリング場の靴がダサいのには切実な理由があった!

今回は、ボウリング場のレンタルシューズがなぜかっこ良くないデザインなのかをご紹介しました。その理由には、切実な盗難問題を平和的に解決しようとしたボウリング場の思いがあったのです。

ボウリング場で靴をレンタルした時には、「ダサい」と思うのではなく工夫の結果なのだと捉えて、大切に使っていきましょう。

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